じんわり
夫婦の関係、子どもとの関係、近すぎて思いが伝わらず苦しいこと、わかりあえないつらさ‥。ただひたすら歩いたことで、そのすべてのことが優しく溶けて愛が残った。せつない中に心に明かりが灯るような映画でした。
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世界36ヵ国で刊行され、英国文学最高の賞であるマン・ブッカー賞にノミネート、日本では2014年本屋大賞翻訳小説部門第2位に輝いた、レイチェル・ジョイス著作の傑作小説「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」を、主演ジム・ブロードベントで映画化。定年退職し、妻のモーリーンと平凡な生活を送るハロルド・フライ。ある日北の果てから思いがけない手紙が届く。差出人はかつてビール工場で一緒に働いていた同僚クイーニーで、ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。ハロルドは返事を出そうと家を出るが、途中で心を変える。彼にはクイーニーにどうしても会って伝えたい“ある想い”があった。ホスピスに電話をかけたハロルドは「私が歩く限りは、生き続けてくれ」と伝言し、手ぶらのまま歩き始める。歩き続けることに、余命わずかなクイーニーの命を救う願いをかけるハロルド。目的地までは800キロ。彼の無謀な試みはやがて大きな話題となり、イギリス中に応援される縦断の旅になる。
© Pilgrimage Films Limited and The British Film Institute 2022
夫婦の関係、子どもとの関係、近すぎて思いが伝わらず苦しいこと、わかりあえないつらさ‥。ただひたすら歩いたことで、そのすべてのことが優しく溶けて愛が残った。せつない中に心に明かりが灯るような映画でした。
この作品の前知識無く、ポスターの雰囲気から叙情的&コメディタッチの作品だろうと思い、癒しを求めて鑑賞したけど実際はかなり重たいロードムービーでした。 メンタル弱めの私には目を背けたくなるようなシーンもあり少々きつかったなあ。 それでも出てくる人出てくる人みんな優しくて優しくて、主人公を陥れる罠なのかと思うほど(それ程私の心が曲がっているのね)で何が起きるかとハラハラしながら観ていました。 この年になって観てよかった。若い時に観てもあまり理解出来なかったでしょう。 残りの人生大切に生きて行こうと思わせてくれる映画でした。
手紙をポストに入れるために出かけるが、そのまま旅に出てしまう、イギリスの風景も素晴らしく、家族の問題、そこから会社、同僚へと繋がっていく、はじめはさざ波ぐらいの心のゆらぎが大きくなっていく。子どもとの関係性も考えさせられた作品です。
想像した通りの展開ですが、感動します。 出来ない理由を考えてやらないより、やりたい事はやりましょう。 背中を押してくれる映画でした。
出会う人たちがいい人たちばかり、みんな心に何かしらの傷を抱えてるから。 想像とは違うストーリーだったけど 結末はハッピーエンドなのだろうか。
「生きていると悔いばかりね」 と、最近見た映画でこんなセリフがありました。 まっしぐらに生きてる若い人とは違い、歳を重ねると人生の分岐点になったかもということが大小様々ですが多く思い起こされます。 歳を重ねたので、上記の映画が何の映画か思い出せない私ですが(涙 大きな悔いや悲しみを抱えて老年を生きてきたハロルドと妻。 彼の旅は結果的に彼自身の贖罪と救済の旅であり、彼を理解することでまた妻も救われる。 そんなに都合よくいくわけないよねというさすがイギリス映画な展開もあり、ハリウッド映画的にわかりやすく泣けるものでないのですが‥ 人がしてくれたこと言ってくれたことの感謝、出会いや別れ、過去の自分の言動や行動に対する後悔‥ そういったことが自分の内面領域で多く積み重なっている人には、何故ハロルドが旅立ちを決意するのかストンと腑に落ちるし心に響く映画だと思います。 美しい風景や道中出会う個性ある人達がハロルドと出会ったことでその後どんな影響が‥と思いを馳せるのもまた楽しいです。
薄命な元同僚に会うために800キロの距離を歩いて向かう老人。進行するにつれて過去の辛い事故の罪滅ぼしの旅だと知らされる。でもハロルドの過失なのかそんなに責められなければいけないのか。夫婦間しか分からない。 800キロの道中の出会う人々がユニークで楽しませてくれる。 奥さんに言っておく。「男ってそんなもんだ」 ハロルドに言っておく。「女ってそういうところがある」 2024.9.22
ロードムービーなんだけど 歩いてるウチにだんだんと謎が明かされて ゆき、暗い気持ちになりました。
徒歩でイギリスを縦断するというお話で、なんとなく、平凡な人がすごいことを成し遂げ、周りの人々にも大きな良い影響を与えるストーリーを想像してたけど、ずっとリアリティがある、沁み入るようなお話でした。 友人とは感動の再会とはならず、若者も更生せず、夫婦関係も再生の入口といったところで、一見、大変な旅で得たものにしてはわずかに思えるけど、年をとったせいか、小さな希望に大きな温かさを感じ、勇気をもらいました。 (2024/06/16川崎チッタ)
君を想いバスに乗る、が好きだった方にはオススメです。本当にイギリスの風景が美しく、古い尖塔の街並み、工業地帯の風景にも雰囲気がありました。妻役はダウントンアビーのイザベル クローリー夫人役のペネローペ ウィルトンモーリンさんが演じていましたが、君を想いバスに乗る、の妻役もダウントンアビーのヒューズさん役のフィリス ローガンさんだったことを思い出し、興味深かったです。