妄想話
現実にはありえないでしょ、などと言っていたら映画など観られないのは百も承知だが、これにはそう言いたくなる。 美しければ可哀想な障害者でもお金持ちの男を捕まえられる話。 あるいは金持ち男の道楽話。どうせすぐに障害者の面倒みるの嫌になってすぐ別れるだろう話。 全くの空想コメディと思えばそれなりに悪くはないかもしれないが、本気でこの映画に感動する人は、世の中の見識をもう少し深めた方が良い。
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ジャンニ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)は、ハンサムで独身、スポーツマンで女たらしの49歳。 一流のアスリートをフィーチャーする有名シューズブランドのトップでもある。女性を口説くためなら何でもする彼は、新しいターゲットを誘惑するために車いすに乗って憐れみを請う。というのも彼が障がい者に対して抱く唯一の感情が憐れみだからだ。そんなジャンニが、ヴァイオリニストで車いすテニスにも情熱を注ぐキアラ(ミリアム・レオーネ)と出会い、人生で経験したことのない感情に激しく揺さぶられてしまう。
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