映画って、こういうもの
『WALK UP』。定点カメラで切り取られたモノクロームの会話劇が織りなす、現実ともパラレルワールドともとれるヒューマンドラマ。生活音をオーバーに取り入れるのではなく、時折ふいに挿入されるギターの音色が感情をどこにも持っていかない演出が心地よく、「映画ってこういうものだよ」と唸る。
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4階建てのアパートを舞台にした、芸術家たちの4章の物語。端正なモノクロームの映像で紡がれた本作は、都会の一角にたたずむ地上4階・地下1階建ての小さなアパートを舞台にした人間ドラマ。 映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘のジョンスと一緒に、インテリアデザイナーとして活躍する旧友ヘオクの所有するアパートを訪れる。そのアパートは1階がレストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がヘオクの作業場になっている。3人は和やかに語り合い、ワインを酌み交わすが、仕事の連絡が入りビョンスはその場を離れる。ビョンスが戻ってくると、そこには娘のジョンスの姿はない。アパートの階をひとつずつ上がるごとに、いつしか物語は4つの章へと枝分かれし、ビョンスと彼を取り巻く女性たちの人間模様は予測不能な方向へとねじれていく。
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『WALK UP』。定点カメラで切り取られたモノクロームの会話劇が織りなす、現実ともパラレルワールドともとれるヒューマンドラマ。生活音をオーバーに取り入れるのではなく、時折ふいに挿入されるギターの音色が感情をどこにも持っていかない演出が心地よく、「映画ってこういうものだよ」と唸る。