悲しみの声を聞け
戦争で生まれるのは悲しみ。 なんでお母さん死ななきゃいけないんだ。 兎獲ってただけで、銃撃つな。 そんな環境で少女は自分の妄想に逃げるしかなかった。 そりゃそうだろ。 全部お前ら大人のせいだ!
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『ヘルボーイ』『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督がスペイン内戦を舞台に描いた哀切のダーク・ファンタジー。独裁政権軍の大尉と再婚し妊娠中の母に連れられ森の中にある砦に移り住むことになった空想好きの少女オフェリア(イバナ・バケロ)。レジスタンス掃討を指揮する冷酷な義父ヴィダル(セルジ・ロペス)は生まれてくる子どもだけを気にかけ、オフェリアには目もくれない。やがてオフェリアは残酷な現実から逃避し、森の中の不思議な迷宮へと迷い込んでいく……。
戦争で生まれるのは悲しみ。 なんでお母さん死ななきゃいけないんだ。 兎獲ってただけで、銃撃つな。 そんな環境で少女は自分の妄想に逃げるしかなかった。 そりゃそうだろ。 全部お前ら大人のせいだ!
ストーリーが良すぎる
子供だもんオフェリア。 ぶどう食べたいよね。 お母さんも助けたいよね。 そもそもこんな所に居たくないよね。 しかしオフェリアも辛いけど、大人達も皆しんどい話だな。 見る度に色々思いますが、この辺の感想はいつも同じ。 物語の解釈は幅広くできて、みた人の数みた回数だけある様に作っているのが好きです。 オフェリアの対として描かれている義父のビダル大尉の過去を知りたくなるのは、私が大人だからでしょう。 音楽と映像が物語の重厚さを引き立ててぐっときます。 ファンタジーだけどファンタジーじゃない少女視点の切なすぎる戦争映画。
久しぶりに後味が悪い映画に出会った。後半からおもしろさが増し少女はどうなるのか。少女の運命は。充分に惹きつけられ、良い映画でした。 スペイン内戦後の独裁政権。恐怖の現実から逃げ出したい少女は出会った怪物の指示のもと逃避を試みるがいろんな試練が待っている。 独裁者側の内部が舞台なんて珍しい映画だ。内紛で得るものは無い。 2023.9.16
国内最終上映と聞いて、劇場へ足を運ばずにはいられなかった作品。美しくて悲しい。本当に。 小さなオフェリアは絶望もちゃんと理解していたし、美しさと優しさをあきらめなかった。好まない人へはほんのわずかにも自分を委ねることを拒む強さがあったし、自分の行動も、共に歩みたい人も自分で決めた。 同じようにぜひ劇場で観たいピノキオでオスカーを手にして、アニメーションはジャンルではなくて劇場作品だとスピーチで話したギレルモさん。この作品もファンタジーを超えて芸術品だと思う。自然にある虫や樹々や泥までもが活き活きと描かれる。ギレルモ・デル・トロの世界が本当に好き。 劇場で観ることができて本当に良かった…キノシネマ神戸国際さん、本当にありがとうございました。 いただいた小さなオフェリアを大切にします。