たんたんと
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
ドキュメンタリのような映画。コレはフィクションなのか?可愛い女の子が、屈託なく笑う、お母さんは元気、 お父さんは抗がん剤治療中、おじいちゃんは声帯が取られて、声は電子音。 最後も、女の子の笑顔だけが印象的な これが、人生。
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ある夏の1日。7歳の少女・ソルは、母に連れられて父・トナの誕生日パーティーのため祖父の家を訪ねる。病気で療養中の父と久しぶりに会えることを無邪気に喜ぶソルだったが、準備に駆け回る家族の異変に気が付いていく。よろこびや戸惑い、希望や不安......それぞれが抱える思いが交差するなか、パーティーが始まろうとしていた。
© 2023- LIMERENCIAFILMS S.A.P.I. DE C.V., LATERNA FILM, PALOMA PRODUCTIONS, ALPHAVIOLET PRODUCTION
ドキュメンタリのような映画。コレはフィクションなのか?可愛い女の子が、屈託なく笑う、お母さんは元気、 お父さんは抗がん剤治療中、おじいちゃんは声帯が取られて、声は電子音。 最後も、女の子の笑顔だけが印象的な これが、人生。
想像以上にドラマ性や過剰な演出を排し、ただただ少女の大切な1日に寄り添った映像が、とても温かく心に迫る映画でした。 たぶん別れが近いことを感じながら、陽気な笑顔で誕生日を祝う友人たち。複雑な思いを抱え、混乱したり言い合ったりしながら、彼を思って精一杯を尽くそうとする家族。そんな家族や友人たちに囲まれ、なんて日だと幸せそうに笑った父親。その父親が最後に少女に伝えた言葉。生を巡り互いを思いやることの美しさが、どの場面にも溢れていました。父親から贈られた絵と同様に、この一日が少女の心に永遠に刻まれることを願います
あらすじにも記載されているように、主人公のソルが病気療養中の父親トナの誕生日パーティーに参加するために祖父の家へ母ルシアと共に向かっている道中に橋に差し掛かると、渡っている間に息を止めていたら願いが叶うというゲームをやり始める。橋を渡りきりソルがルシアに願ったことを打ち明ける。 パパが死にませんように。 7歳のソルには、父親が今どんな状況におかれているのかも、祖母の死ですら何で亡くなったのかがわかっていない。つまり、人の死という概念がないから理解が出来ない。 わかっていなくて当然だと思う。 だから、父親といつになってもあえず苛立ちを募らせ落ち着いていられない心情が伝わってきた。 その一方で大人たちが話す、トナの治療費をどうすべきか、父親ではもう金銭面で工面が出来なくなっている、延命治療を受けるべきか否かって話も、治療する期間が長くなればなるほどお金が消えてしまう。そんな会話のやりとりで次第に答えが見えてきた。今まさにあの世への階段を上ろうとしている最中なのだ。 そして迎える誕生日パーティーの際に、トナが立つのも支えがないぐらいの弱った身体を、来てもらった招待客に決して弱っている様子もみせずかたやトナが来年の誕生日にはもう祝えないことを重々わかっているから精一杯祝ってあげる。 パーティーが終わり、トナが寝ていたベッドは綺麗に整っていた。たくさんの方々に祝ってもらい旅立ったということだろう。 生きていてほしかったというソルの願いは叶わなかったが、トナがソルに生前に話した"いつもそばにいる"という言葉は間違いないだろう。
メキシコ。ひとりの少女が父の誕生日パーティーを控えている。でも表情が冴えない。その大好きな父が病気で療養中でありその病いは軽くないように見受けられる。少女はその病状の軽重は知らされていない。 父の親戚大勢がお祝いに駆けつけている。その大規模さが父の命がそう長く無いことを悟っているよう。パーティー準備中の親戚の戸惑いや不安は少女には突き刺さる。 2026.2.5
主人公の女の子にとって、忘れられない、大切な1日なんだうな。お父さんに中々会えない中、1人で家の至る所で退屈そうにしている。騒がしい親戚たちが対照的。子供たちに分からないように父の病について隠して話している様子だが、きっと察してしまうんだろう。張り替えられた絵にカタツムリを貼り付けるシーン、スマホのAIに問いかけるシーン、お父さんの絵、パーティー、最後に女の子のこちらを見る瞳が印象的。中盤は眠たかった。