何日も余韻が続きそうな作品
綺麗過ぎず、回収され過ぎない展開がリアルで胸に刺さった。だって人生ってそんなに綺麗に回収されないものだから。 辛い事や見たく無い事もたくさんあるのが世界だけど、そのぐちゃぐちゃな世界も自分も丸ごと愛せそうな気がする希望も見せてくれていると感じた。 主演の丸山隆平をもっと映画で観てみたい。
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刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する「差入屋」。 金子真司は一家で「差入店」を営んでいた。ある日、息子の幼馴染の女の子が殺害される凄惨な事件が発生。彼女の死にショックを受ける一家だったが、犯人の母親が差入をしたいと尋ねてくる。 差入屋として犯人と向き合いながらも、日に日に疑問と怒りが募る金子。 そんな時、毎日のように拘置所を訪れる女子高生と出会う。 彼女はなぜか自分の母親を殺した男との面会を求めていた。 2つの事件の謎と向き合ううちに、金子の過去が周囲に露となり、 家族の絆を揺るがしていく。 東京の下町で差入店を営む家族の絆を描く、感涙のヒューマンサスペンス。
©︎ 2025映画「金子差入店」製作委員会
綺麗過ぎず、回収され過ぎない展開がリアルで胸に刺さった。だって人生ってそんなに綺麗に回収されないものだから。 辛い事や見たく無い事もたくさんあるのが世界だけど、そのぐちゃぐちゃな世界も自分も丸ごと愛せそうな気がする希望も見せてくれていると感じた。 主演の丸山隆平をもっと映画で観てみたい。
それぞれの人のさまざまな生き方があって それを理解するには時間が必要です。正しいことって何だろうって考えさせられる映画でした。受け入れることの大切さ、真の強さを感じる映画でした。
主人公・真司の葛藤と再生がよく描かれている。 主演の丸山隆平さんの表情が良かった。 2つの異なる事件が発生するが、その絡み方がよかった。 真相は賛否あるかもしれないが、この物語はそこをどうこうする話ではないので、差入屋という立場もある意味明確になっていておもしろいと思う。 差入が、拘置所に収監されている罪を犯した人々にとってどんなものか描かれているのも実に興味深かった。 5人の立場が異なる母親たちの対比も、それぞれの子供たちについても、すごく考えさせられた。 父親という立場の人が、真司以外ほぼ出てこないのも、この物語の特徴。それくらい、母親をフィーチャーしたお話。 北村匠海さんのお芝居も圧巻で、絶対的に相容れない許せないやつだが、どこか、その相容れない部分をどうしても同情してしまう自分がいて、不思議な魅力のある役を見事に演じていた。 岸谷五朗さんと川口真奈さんの話(2つ目の事件)もよかった。カットバックの使い方が面白いな、と個人的に思った。 終わった後の余韻がすごい。 ちょっとした演出にも全て意味がある。 とあるモノがメタファーとして使われているが、それはエンドロール後までしっかり観て頂きたい。 見応えたっぷり、重厚感のある映画だった。 主題歌のSUPER BEAVER『まなざし』も良い。 エンドロールに流れるこの曲によって、各登場人物の"まなざし"を思わず思い返してしまった。
差入屋という職業があることを初めてこの映画で知ることが出来ました。 結構重めな内容だと感じましたが、最後まで集中力が途切れることなく見入ってしまいました。何より俳優さんたちの演技力が凄すぎて、引き込まれて苦しくなりました。 今この世の中だからこそ、色んな人に見て貰いたいなと思います。
本当に存在する仕事。果たしてどんな御仁が、生業にするのやら…と着想した所からこの物語は始まっだのだろう。 ↓以下はネタバレ書きます↓ 主演の丸山隆平(金子)はかつて刑務所に入って妻の面会を待っていた。出来過ぎの女房真木よう子は、夫である丸山が入所中に一粒ダネの男の子を出産する。出所した丸山は、叔父(寺尾聰)が営む刑務所の囚人への「差入れ代行業」を引き継いで…という 建て付けがイントロダクションである。 母を殺された、少女が差入れ面会に現れるが、殺人犯の岸谷五郎は、面会を拒絶する。不審に思いながら弁護士から事情を聞いた金子は、少女の為に一役買う。ここでは善人ぶりの発揮する。しかし息子の同級生の女の子殺しの犯人(北村匠海)には、最後まで理解も出来ないし、ここでの関係もよくわからない。殺人犯とその母との関係、殺された少女の母の慟哭も、未回収で終わる。