ガッチャードという青春
最近のライダー劇場版(Vシネクストも含め)は、だいぶ出来が良くなったと思うのですが、本作はその中でもかなり良い方ではなかったでしょうか。 本編放送中より各スケジュール等に多少余裕が出来る所以か(と言っても、使えるセットが限られたり、次作に… 続きを読む
最近のライダー劇場版(Vシネクストも含め)は、だいぶ出来が良くなったと思うのですが、本作はその中でもかなり良い方ではなかったでしょうか。 本編放送中より各スケジュール等に多少余裕が出来る所以か(と言っても、使えるセットが限られたり、次作に主力を取られたり等々、それはそれで大変でしょうが)脚本の練りや撮影に割ける時間が増える為、より良い作品に仕上がりやすいのかと思います。 特に本作は卒業式の日を繰り返す「タイムループ」物で、高校生(学園物•青春物)という本作品のテーマの1つを最大限活かした上で、その掛け替えの無い時を想う全ての人達に贈る作品に成ったのではないかと。 それも宝太郎を主役に据えるのではなく、スパナを軸に物語を進めるというのは、先述した脚本の練りが上手く行った証拠の様な気がします。 余談ですが『うる星やつら2 ビューティフル ドリーマー』(84’)や『時をかける少女』(83’ 06’等々)を想い出してしまいました。 謎解きの部分もヒネリが効いていますし(私はてっきりドンブラ漫才コンビが…かと思ってましたw)、戦闘シーンも見応えあります。 新フォームも、毎回の取って付けた様な設定の(失礼w)主役(ガッチャード)ではなく、2号ライダーに持って来たのは、色々制約があっての事(完全劇場版でないとか)かも知れませんが、良かったです。 加治木君もしっかり絡めてくれたのもテーマ的に一本筋が通ってて良かったですし、最終、ああいう扱いに成るとは…成長したものですw 惜しむらくは、お母さんが出なかった事でしょうか。 ちらりとでも出て会話を交わしてくれれば「卒業」に相応しい、もっと深みのある傑作に成ったかも知れません。