Tへの⼿紙:核の中で私たちは繋がっている/家の記号論/私があなただったら/DESK BUGS/誰もおらん家
あらすじ
『Tへの⼿紙:核の中で私たちは繋がっている』ビデオレターの体裁をとりながら、中国における核実験及びその視覚イメージを検証する、資料映像を駆使した映像エッセイである。中国は1964年10⽉16⽇、新疆のロプノールで最初の核実験を⾏ったが、それを伝える映像には幾つもの“不純”が内包されていた。歓喜する兵⼠たち。だが、その映像には“裏”があったのだ。『家の記号論』山積みとなった家屋の解体ゴミ置き場。その前にポツンと置かれた机と椅子。食事を用意するのは人間ではなく工事用のショベルカーである。我々の住居=生活を作り出す重機が、料理、洗濯など人の仕事を演じることで、その本来の役割から解き放たれていく。マーサ・ロスラー「キッチンの記号論」(1975)を想起させる作品。『私があなただったら』恋⼈同⼠であるパフォーマンス・アーティストのフローレンス・ラムと映画監督のチャン・ジーウン(『乱世備忘 僕らの⾬傘運動』、『Blue Island 憂鬱の島』)が、お互いのトラウマとなっている経験を演じあう。⼥性のジェンダーと⾝体にまつわる痛みの記憶と、⾹港の運動の苦しみの記憶。『DESK BUGS』紫でふわふわの「デスクバグス」を中⼼に、⾚い机、⻩⾊い⽝、ガイコツ、モジュラーシンセのケーブル......、あらゆるものが作者⾃⾝による⾳楽に合わせて縦横無尽に踊る! 映画フィルムに直接描いたような、あえて⼩さな絵を素材にしたことでダイナミックな描線と⾊の動きが⽣まれた。アニメーションの楽しさに満ちた1本。『誰もおらん家』今は誰も住むことのなくなった、祖母が暮らしていた家。縁側や居間に窓から差し込む太陽の光の温かみや、時折聞こえる祖母が好きだった電車の音が郷愁を誘う。やがて日が暮れると「可愛がっていた猫のじろちゃん」が現れ、家の中を闊歩する。コマ撮りや合成を駆使し、静謐な空間に命の痕跡を宿していく、祖母を偲ぶ心情に溢れた作品。
場面写真
キャスト・スタッフ
- 監督
- 『Tへの⼿紙:核の中で私たちは繋がっている』ジャン・ズム『家の記号論』チェン・ションイー/リン・イーピン『私があなただったら』フローレンス・ラム/チャン・ジーウン『DESK BUGS』キム・ハケン『誰もおらん家』北川未来
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