彼⼥は渡った/コクーン/遠い声
あらすじ
『彼⼥は渡った』コロナのロックダウン中、異国の地アメリカで学ぶ作者は、学⽣寮で掃除⼈として働くコロンビアからの移⺠⼥性に出会う。⼆⼈の眼差しは、⼈⼯の建造物をはみ出て葉と根を伸ばす植物たちに惹きつけられる。「あの娘は旅⽴った。彼らも旅⽴った。そして⼈⽣は続いていく」。現地の⼈に気もとめられない移⺠⼆⼈の、ささやかだが暖かい交流が情感豊かに描かれる。『コクーン』どこか遠い記憶を呼び起こすかのような気配に満ちている。暗い⼀室の中、TVが光っている。映されているのは⼀匹の蛾である。蛾は卵を幾つも産むとブラウン管を⾶び出し、卵もいつしか部屋のあちこちへと移っている。幼い少⼥がその卵に触れると‒‒‒。蛾をモチーフに、少⼥の不安げな⼀夜を淡いタッチで描くドローイング・アニメーション。『遠い声』⼀⾯朽ち果てたひまわり畑、廃墟と化した公営住宅群。息を呑むような殺伐感が作品全体を覆う。互いが分⾝のような⼆⼈の⼥。カメラを持って彷徨し、⼀⼈は不可思議な事物や⾃分にカメラを向け、⼀⼈は⿊いワンピースをさまざまな場所に吊るして撮る。⽇常的世界と⾮現実的世界が⼀瞬にして交差する“映画の魔術”に満ちた作品である。
場面写真
キャスト・スタッフ
- 監督
- 『彼⼥は渡った』デイジー・ズイェン・ジャン『コクーン』イウェ・チェン『遠い声』伊藤⾼志
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