大家族
スペインカタルーニャ 大家族桃農家
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スペインのカタルーニャ地方で桃農園を営む大家族に突き付けられた、まさかの立ち退き命令。桃の木を伐採して、代わりにソーラーパネルを敷き詰めるというのだ。それぞれが桃園の危機をなんとかしようと画策するが大ゲンカが勃発。一家に大きな亀裂が入ったまま、最後の収穫が始まろうとしていた。急激な時代の変化に晒される家族の絆を通して、世界の未来を問いかける心揺さぶるヒューマンドラマ。
©︎ 2022 AVALON PC / ELASTICA FILMS / VILAÜT FILMS / KINO PRODUZIONI / ALCARRÀS FILM AI
スペインカタルーニャ 大家族桃農家
混沌のラストでした。 芸術とは考えることであり、 答えを提示することではない。 ‥と最近見た映画でありましたが‥ 生業の継続が危機に瀕し、大家族ソレ家の人々のそれぞれの思いがあちこちの方向へ向き混沌が生じる中、大団円を迎えるどころか ここで終わるとは‥!と軽くショックでした。 農園の現状は世界中で起こっていることとして提起したのでしょうか。 それにしても驚嘆すべきは ソレ家を演じた人々は俳優ではなく、 現地住民を起用したとのこと。 リアル家族としか思えない! 皆がとても魅力的で、特におじいちゃんとおばあちゃん(大伯母?)が最高。 監督の原風景である桃農園の美しさは勿論、 音が素晴らしくて私はむしろ耳の方が喜びました。 ただ、少し嫌なシーンがありました。 害獣駆除シーンはリアルな現状なのでしょうけれど、玄関に置く行為は‥ 更に幼女の裸はすごく不快で嫌でした。 それらがなかったら美しいのに。
スペインの小さい村。桃農園の立ち退き命令で親戚を加えた大家族それぞれの想いが交差する群像劇。末娘イリスと桃を守りたい父が物語の中心にいる。 この映画の顔、宣材ポスターにあるボロ車が開始5分もしないうちにシャベルカーで撤去されてしまう。なにかが始まろうとする前触れかと期待していたが大立ち回りして立ち退きが撤回されるわけでもなく、ヒューマンドラマらしく家族愛で難局を乗り越えるわけでもない。派手なことは起こらない。農園の家族たちが人間くさく生きているのを観ている2時間。 中だるみはある。しかしプロの役者を使っていないところにリアリティがありこの小さい村の中にいるような感覚を覚えた。 2024.12.18
大人に響く作品。金熊賞受賞も納得。女性監督ならではのカラフルな色彩と、対比される大人の事情や世の移り変わり。
物語の主題は、産業革命以降の全世界の何処にでも発生している、地主と小作農の問題。それ以前のロシアの農奴や日本でも荘園・地頭時代の昔からの同じ問題かも… ↓以下はネタバレ含みますので見た人だけ↓ コトの難しさを、増幅させるのは、なんとも個性的なこの一家の家族たち。お爺さん、お父さん、長男は元より おばあちゃん、お母さん、娘たちも。全員それぞれやらかしてくれる。特に下の娘は、従兄弟の双子を従えて、宇宙戦争から地球内戦争と、基地ごっこも、演じてる感がなくて、ボギャブラリーもすごい。台本ないでしよ。演技なのか?金熊の理由はこの「演技に見えない家族の姿」なのだろうか。妖精からもらった縦笛を「吹くな」と言われても吹きまくる。この次女は徹底的に親の言うコトを、聞かない聞かない聞かない。この家族本物かと思う。演技に見えない、この一家の記録用のハンディカメラにてドキュメンタリーを見せられているかのよう。でした。