マッチポイント
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アイルランド出身のプロテニス選手のクリス(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は、自分のキャリアに限界を感じ、人生を変えたいと思っていた。そんな彼がロンドンのあるテニスクラブで教えるようになり、ハンサムな上流階級出のトム(マシュー・グッド)と親しくなったことがきっかけで、トムの裕福な家族とも交友を深め始め、オペラ鑑賞などにも誘われるようになる。そのうちクリスはトムの妹クロエ(エミリー・モーティマー)と付き合うようになるが、一方でトムのフィアンセで、アメリカからやって来た女優志望のノーラ(スカーレット・ヨハンソン)にも強く惹かれてゆく。 (wikipedia『ストーリー』より引用)
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ウディ・アレンが出てこない彼の監督作『マッチポイント』。 『アベンジャーズ』シリーズのスカーレット・ヨハンソンが女優志望のアメリカ女性を妖艶に演じる。 普通なら趣味も馬も合う女性と(確かにすぐにマウントを取りたがるあまりいけ好かない女性だが)結ばれるのだろうが、そこはどうしてもセクシーな美女に惹かれてしまう男の弱さをとことん描いていく、良い意味で意地悪く、ウディ・アレンらしい語り口だ。 序盤は地固めの時間でかなり退屈だが、事が起きてからはこちらものめり込んでいく。 挨拶程度だと思っていたはじめのテニスのくだりが、最後にかなり効いてくるというすごい仕掛けも。しかも直接は描かれないがさらなる展開がある。 アカデミー脚本賞ノミネートは伊達じゃない。 終盤にバンクシーのストリートアートがチラ見えするのも洒落ている。 一つの大きな物語の一部を切り取ったような、哀愁を帯びた作品だ。