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聖なるイチジクの種 ポスター

聖なるイチジクの種

3.8 167分 2025年02月14日(金) 公開
サスペンススリラーGフランスドイツイラン
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あらすじ

国家公務に従事する一家の主・イマンは20年間にわたる勤勉さと愛国心を買われ夢にまで見た予審判事に昇進。しかし業務は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を課すための国家の下働きだった。報復の危険が付きまとうため国から家族を守る護身用の銃が支給される。しかしある日、家庭内から銃が消えた――。最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、次第に疑いの目は、妻・ナジメ、姉のレズワン、妹・サナの3人に向けられる。誰が︖何のために︖ 捜索が進むにつれ互いの疑心暗⻤が家庭を支配する。そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだす―――。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
モハマド・ラスロフ
キャスト
ミシャク・ザラ/ソヘイラ・ゴレスターニ/マフサ・ロスタミ/セターレ・マレキ ほか
配給
ギャガ

クチコミ

興味深い

- 1年前

イランの現状がわかり、この映画を製作したことで国を追われたことに対しても納得。 背景を伝えるために起承転結までの起までに約1時間半とながいが、そのあとはテンポよく展開していく。 タイトルの伏線を回収していて、政治理念と家族愛が交錯する興味深い作品でした。

ドライフルーツの王様として

- 1年前
近年は、日本でも安くて美味しいイチジクが手に入るようになった。しかしこの映画は甘くない。167分は短くもない。金曜日の夕刻からのカップルのデートには向かない。それでもポップコーン食べながらこの映画を鑑賞する恋人同士も居るのだと感心してしまっ… 続きを読む

近年は、日本でも安くて美味しいイチジクが手に入るようになった。しかしこの映画は甘くない。167分は短くもない。金曜日の夕刻からのカップルのデートには向かない。それでもポップコーン食べながらこの映画を鑑賞する恋人同士も居るのだと感心してしまった。(余計なお世話だが)見る映画を間違えたのではないだろうか? 映画の製作者が、2024年にイラン🇮🇷当局からムチ打ち付きの禁固刑を確定されたというこの映画。同様の憂き目にあっている女子柔道の映画『TATAMI』に続けて、鑑賞した。 イチジクは、種子を鳥が運び、受粉を蜂に助けられ、宿主に寄生して育つのだそうだ。ずーっとこの映画のタイトルに込められる意味を考えているのだが、この映画の果実を世界が宿主として「やがてはイランの民主化を果たして欲しい」という願いが込められたのだ。と考えるのが適切なのだと思い至る。まるでガミラスの襲来により、故郷を飛び出したイスカンダル人のスターシャのコスモクリーナーDのように。 本当にそうなる事を祈る。 この映画に出演した役者さん達も、まだイラン🇮🇷国内におり、国家により出国禁止らしく、心配である。

見終わってタイトルに思いを馳せる

- 1年前
顔も体も覆わなければならない国に比べたらイランのヒジャブは進歩的なんだろうななんて思っていた過去の私にとって、数年前のアミニさんの事件にまつわる一連の報道は衝撃でした。 女性の進出、行動・言論・服装の自由が男性社会にとって都合が悪いことを、… 続きを読む

顔も体も覆わなければならない国に比べたらイランのヒジャブは進歩的なんだろうななんて思っていた過去の私にとって、数年前のアミニさんの事件にまつわる一連の報道は衝撃でした。 女性の進出、行動・言論・服装の自由が男性社会にとって都合が悪いことを、戒律の名のもとに抑圧してきた社会。好きな服を着て、好きなように話してる私には想像するしかできない。 作品を通して女性の生きづらさと、また男性も生きづらさを抱えていることが伝わりました。 この作品を世界に発信した監督、出演者、製作者達の命がけの勇気を星で評価することはおかしいかもしれませんが、あえて映画として面白かったかどうかに絞ってつけさせていただきました。 前半が少し長くてしんどさがありましたが、後半は予想ができない展開で目が離せず、ラストは刮目。

はぜ ネタバレ

イランの現在を理解するために

- 1年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

序盤、父親は真面目に働く誠実な人物で、母親は夫の昇進が嬉しくて仕方ない、更なる昇進を夢見て食洗機や大きな家を欲しがり、娘の親友を家に泊めるのも嫌がる我儘な人物として描かれる。 後半、スリラーになってくると、娘達と母親は連帯感で結ばれ仲良くなり、父親と敵対する。 父親はイランという国家の象徴なのかな。若い世代の自由を求める姿に共感するし、いい方向に変わっていってほしいと心から思う。

地底に広がる世界は

- 1年前
この映像はどうやって作ったか。 普段メイキングとかはあまり気にならない。 ワタクシ、作品没入型鑑賞の人なので(偉そうに言うことではない笑)。 作品に没頭できない理由は出来るだけ排除して鑑賞に望みたいタイプ(しかし先に全部知りたいという想いが… 続きを読む

この映像はどうやって作ったか。 普段メイキングとかはあまり気にならない。 ワタクシ、作品没入型鑑賞の人なので(偉そうに言うことではない笑)。 作品に没頭できない理由は出来るだけ排除して鑑賞に望みたいタイプ(しかし先に全部知りたいという想いがないわけではないどないやねん笑)。あとで知ると想いが深まるから好き。いろんな情報も見たあとに置いておく。 しかし、この映画はその背景を知っておいた方がよい。 製作者たちは母国には二度と帰れない。 命がけで作った映画。 伝えたいメッセージを映画の中に暗に忍ばせる往年のハリウッド映画を彷彿させる。いやでもそうか。そのままだ。イランの現状はヘイズコード(倫理規定)があった当時のハリウッドと環境が同じだ。そこで映画制作を行うと当然この状態になる。いや比べものにはならんか。もっとひどい。命に関わるからなあ。 内容はあまり言いませんが、なぜか最後は子供の遊びになります。かくれんぼや落とし穴。しかし命懸けの。 なんとなくぼけーと考えていたのだが、ふと思ったのが、そもそも子供の遊び自体が本当は社会の縮図ではないか。大きな声では言えないことを遊びに暗に忍ばせてるのでは。うわあああーそう考えると怖いー。二重三重に意味が重なってるー。 全てのものに暗に忍ばせているものがあるような気がする。疑い始めるともう全部。奇しくも物語の展開と重なってくる。これも狙いか。そうであれば末恐ろしい。 奥深くに世界が広がっていく映画です。上ではなく地底深くに。

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