メタファー
starstarstarstarstar - 1年前
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川村元気作品という感じで思ったより良かった。
コンパクトにまとまっていたし、メッセージ性もあって、満足度は低くない。ちょっとわざとらしい演技とかが見てらんない感もあるが、全体的にはうまく収まってる感じ。
地下通路という大枠の画が変わらない前提の本作では、ワンカットのように見せたりPOVで動きを出したり工夫もあった上で、登場人物の心情にフォーカスしていて90分ちょっとの作品としては飽きずに見れた。ボレロも展開にテンポを与えつつ、ループする映像とリンクしていて没入感を演出していた。
ゲームの8番出口はもっと細かい異変を探す間違い探しなわけだけど、映画にすることでわかりやすい大きな変化にして、映像的迫力もあり、戸惑う登場人物たちも見応えがあった。
エッシャーの騙し絵や八士業の司法書士、歯医者で8番は親知らずなど色々隠してる感じは現代っぽく考察とかをさせたいのもあるように思う。(それが透けて見えるのはちょっと冷めるけど)
おじさんは本当にハマり役でめっちゃ怖かった。おじさんパートがあったのも良かったと思うし、8番出口に囚われてしまったのかな?とか思うと悲しかった。でも多分おじさんは女子高生を盗撮か痴漢してるからしょうがない。
ループする8番出口はあくまでシステムでしかなくて、主題としては自分の子供ができた主人公がそれを受け入れるまでの葛藤を描いた作品だった。
母子家庭で育った自分と同じ境遇の子供を目の前にして父性みたいなものの芽生えが垣間見える。時間軸とかはあんまり本筋と関係ないけど、最後が冒頭と同じところに行き着くのもループものっぽくて良かったと思う。
8番出口自体も行ったり来たりする思考の構造物としてのメタファーでもあるだろうし、監督の前作「四月になれば彼女は」でも監督自身が印象的と語っていた波打ち際が今回も生死とかのメタファーになっていて監督が好きな画なんだなと思った。
全体として綺麗にまとまっていてホラーとして怖さもあるし、映画として観るにはちょうどいい作品だとは思うから満足ではあるけど、川村元気さんが東宝からどんどん売り出されている感じはちょっとなんか嫌なんだよな。これは今作に始まったことじゃないけど、監督を周りがもてはやしすぎてる感もして作品と関係ないところでちょっと嫌悪感がある。
エンドクレジットで是枝監督や李監督なども出てきたり、カンヌ含め大々的にプロモーションがかかってるのもなんだかなあと思う。
監督(というかプロデューサー)として魅力的であるのは間違いないと思うからこそ、商業的に消費されて欲しくないと思う。
まあでも、今作は前向きな終わり方で末広がりな未来があって良かった。
最後にまたイヤホンして無視したらどうしようかと思ったけど別の選択をしていて安心した。
好き嫌いが分かれる
starstarstarstarstar - 1年前
個人的にはとても面白かった!!
これを東宝が作るのかー、と思った。
久しぶりにすごく尖った映画を見た。面白かった。
とはいえ、苦手な人もいそう。わかりやすい映画が好きな人にはお勧めは出来ない。
あと、ホラーが苦手な私には、大きな音と真っ暗が… 続きを読む
個人的にはとても面白かった!!
これを東宝が作るのかー、と思った。
久しぶりにすごく尖った映画を見た。面白かった。
とはいえ、苦手な人もいそう。わかりやすい映画が好きな人にはお勧めは出来ない。
あと、ホラーが苦手な私には、大きな音と真っ暗がちょっと苦手だった。
あと、大量の虫が出てきた!と思ったらそれは茶色い水だった。笑。なんで水をわざわざ茶色にしたんだろう。それ以外にもなんでわざわざと思う部分が多くて、でもたぶん全部「わざわざ」に意味があるのだという事もわかる。
とても丁寧に作ってる映画だな、というのが感想。
もう一度見たら次はもっと別のことに気づくかも。
異変は無かったか?!
starstarstarstarstar - 1年前
面白い!
所謂(いわゆる)ループ物だが、原作(ゲーム)を上手くアレンジして映画作品としてしっかり観れる物に仕上げてあった。
「同じ事を繰り返す」という作品は数あれど、どうしても映画という性質上、何処か「他人事」に思えてしまうのは仕方ない… 続きを読む
面白い!
所謂(いわゆる)ループ物だが、原作(ゲーム)を上手くアレンジして映画作品としてしっかり観れる物に仕上げてあった。
「同じ事を繰り返す」という作品は数あれど、どうしても映画という性質上、何処か「他人事」に思えてしまうのは仕方ない事だが、元がゲームなのを上手く活かして、まるで自分が疑似体験している様に思わせてくれたのは、脚本及び演出が良かったからではないかと。
(ゲーム準拠の映画作品は中々この「どこ視点」というのが上手くまとめ切れてない物が多く、イマイチな印象がある)
其処から脱出する為に小さな異変を見逃さないというのは、作品の隅々を「しっかり観る」(集中して観る)という大事な観点からも制作陣•観客共に成功していると言えるし、リピートにも繋がりWin-Winの結果をもたらすのではないか。
(ヒカキンが何処で出たか皆様は見つけられただろうか?w)
また、適度に閉鎖空間外の事や恐怖演出を挟む事によって、ループを単調に見せず、アクセントが効いていて、退屈さを感じさせなかったのも良かった。
本作を観るまでは、(元?)アイドルを起用した最近流行りの話題作(変な意味で「旬の作品」)くらいの作りなのではないかと、ほぼ「期待なし」で観に行ったが、意外や意外、最近観た中でも上位に食い込む程の作品だった。
たまにこういう「当たり」に出会えるから劇場に行っちゃうんですよねw
意味不明でした
starstarstarstarstar - 1年前
口コミ評価が高かったので、見に行きましたが、意味不明な点が多く消化不良になってしまいました。あのおじさんはどこへ行ったのか、化物女はどうなったのか、子供はどこへ行ったのか、8番出口がなぜ電車乗り場になってしまっているのか、突然の洪水は何だっ… 続きを読む
口コミ評価が高かったので、見に行きましたが、意味不明な点が多く消化不良になってしまいました。あのおじさんはどこへ行ったのか、化物女はどうなったのか、子供はどこへ行ったのか、8番出口がなぜ電車乗り場になってしまっているのか、突然の洪水は何だったのか、あの意味不明のネズミは何だったのでしょうか?ほとんど説明がないままだったので、最後までスッキリする事はありませんでした。二宮さん自体は問題ないのですが、脚本には大いに問題ありと思います。この映画は何もか考えず見るのがよろしいのでしょうか?私の疑問は解決されないのでしょうか?あぁすっきりしない!
意外にも、、、
starstarstarstarstar - 1年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
何を伝えたいのか?はっきりした映画だった。生い立ちと、掛かってきた電話の元カノ。最初は電話に出ない所が大変印象深い。現代人は毎日同じ地下鉄に乗り、皆それぞれに出口のわからない袋小路の中にいる。のだと。
フランス人の喜びそうな、ストーリーだが、BGMにボレロやカノン進行を、安易に使うと、カンヌに当てに来たなってカンヌ審査員の間では心証がよくなかったのかな?