on time とin time
starstarstarstarstar - 1年前
生きてまーす。と、生き切りまーす。ぐらいの違いなんだろうか?in には期限があるのだというニュアンスを含むらしい。
少し内気で、常識家のガーフイールド。デリケートだけど何を為すべきか。をしっかり見据えていて大胆に行動も出来るフローレンス・… 続きを読む
生きてまーす。と、生き切りまーす。ぐらいの違いなんだろうか?in には期限があるのだというニュアンスを含むらしい。
少し内気で、常識家のガーフイールド。デリケートだけど何を為すべきか。をしっかり見据えていて大胆に行動も出来るフローレンス・ピュー。とても対照的ながらも似合いのカップルである。(良いキャスティングです)
同じ病で、似たような難問に向き合っている多くの人に力を与えてくれるの映画作品なのではないだろうか?
もしも病気でなくとも限りあるのが人生である。我々はon timeを生きている気分でいながらも、限りのあるin timeを生きているのだと、自覚する方が、人生は有効な期限を与えてくれるような気がする。
記憶と思いの旅
starstarstarstarstar - 1年前
2人に1人が罹患する時代。
どう生きるのか。
大切な人に自分をどう記憶してもらいたいのか。
自分は何を記憶しておきたいのか。
その日までどう生きたいのか。
いわゆる「お涙」なストーリーではないのですが、
強い共感を伴い胸の奥が熱くなるお… 続きを読む
2人に1人が罹患する時代。
どう生きるのか。
大切な人に自分をどう記憶してもらいたいのか。
自分は何を記憶しておきたいのか。
その日までどう生きたいのか。
いわゆる「お涙」なストーリーではないのですが、
強い共感を伴い胸の奥が熱くなるお話し。
とても身近なテーマ。
ある時点を起点とし時系列をシャッフルしていく展開は、個人の記憶世界を辿る旅のよう。
煌めくような一瞬の時間の切り取り
未来への思い
出来事から閃く過去への遡り。
場面構成がとても見事でした。
フローレンス・ピューとアンドリュー・ガーフィールドの演技力が圧倒的。
周囲も魅力的な良い人しか出てこないのも、とてもよかったです。
今を生きる
starstarstarstarstar - 1年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
離婚を決めたトビアスは車で轢かれアルと出会う。
凄腕シェフのアルに惹かれていくトビアスだが、アルは子供がいる人生を想像できないと言われ葛藤する。それでも不確かな未来よりも目の前のアルとの時間を選択する。
アルは卵巣がんになり、全摘出することでリスクを最小限にするよりも卵巣を残し、子供が作れる未来を選ぶ。
がんが寛解して、子供ができ、結婚式をあげようとする。
しかし、がんが再発。
生きた証を残したいアルはボキューズ・ドールへ無理をしてでも出場しようとする。夢中に準備をする中で娘の迎えを忘れ、彼女が倒れたのかと心配したトビアスはアルに強くあたる。病気の治療に専念して未来を生きて欲しいと願うトビアスからしたら、料理に専念するアルのことがわからない。今を生きて欲しいと。
でも、アルからすれば料理の大会に出て記録と記憶に残ることが今を生きることであり、娘にとっての未来を生きることだった。
結婚式をキャンセルし、体調を崩しながらも大会をやり遂げ、家族でスケートリンクに行く。
アルにとっては亡き父を思い出すことだったが、娘にもトビアスにも同じように記憶として残すためだったのかもしれない。
スケートリンクの両端に立ち手を振る姿が別れとなる。
犬を飼い、
娘と卵料理をするトビアスの姿で本編は終わる。
エンドロールが流れる中、堪えていたものが溢れ出てくる。
トビアスはきっとアルにもっと生きていてほしかったと思う。
辛い治療だったとしても生きてほしかったと思う。
でも、それ以上に、彼女の意思を尊重した。
将来のことを考えすぎだと言われ衝突した時も、
仕事を優先して結婚式がキャンセルになった時も、
ガソリンスタンドのトイレでいきむと言われた時も、
寝起きでクリームを食べさせられた時も、
トビアスはアルの手を握って笑わせていた。
時間が行ったり来たりする構成はトビアスがアルとの日々を"あんなこともあったな"って、思い返しているみたいで素敵だった。
とっても悲しい結末だけど、前を向ける最後だった。
偶然は必然。夫の理解が妻を支え夢へ導く
starstarstarstarstar - 1年前
予告を観て映画館に行くことを決めた。
良い結末でないことは予想できる。
今ノってる女優フローレンス・ピューも観ておきたい。
夫との偶然的な出会いからの半生。時代が行ったり来たりするが混乱はしない。偶然は必然とはよく言ったものだ。夫はいつでも… 続きを読む
予告を観て映画館に行くことを決めた。
良い結末でないことは予想できる。
今ノってる女優フローレンス・ピューも観ておきたい。
夫との偶然的な出会いからの半生。時代が行ったり来たりするが混乱はしない。偶然は必然とはよく言ったものだ。夫はいつでも妻への理解に努め、妻も夫に支えられながら夢に向かう。その姿は涙を誘う。
フローレンス・ピュー。「サンダーボルツ*」公開から1か月。本作は普通の人間だが気が強いところは共通する。最近、体当たりの役が多いが本作も驚くほどカラダを張っている。
2025.6.6
WE LIVE IN TIME
starstarstarstarstar - 1年前
バイ(元恋人は女子)のアルムートとヘテロでバツイチのトビアス。一緒に寝ることはできてもトビアスを恋愛対象としては見ていなかったアルムートの心が動いたのは、自らの命の期限を悟ったことからか。愛した女性が死んでしまって泣かせまくる20年くらいの… 続きを読む
バイ(元恋人は女子)のアルムートとヘテロでバツイチのトビアス。一緒に寝ることはできてもトビアスを恋愛対象としては見ていなかったアルムートの心が動いたのは、自らの命の期限を悟ったことからか。愛した女性が死んでしまって泣かせまくる20年くらいの日本の恋愛映画群とは違い、限られた命を仕事と血を分けた娘に捧げるアルムートの壮絶(でも前向きな)生き方は勇気をもらえるけど、ただ複雑さのある二人の設定とうまく結びつかなくてどうしても首をひねるのであった。ピューコさんとアンドリューの絶妙な距離感を保った演技が良かっただけにね。
網の目のような/広がる空間のような物語
starstarstarstarstar - 1年前
泣く気満々で期待して観たのですが
ぼくには然程でもありませんでした
期待しすぎ、力の入れ過ぎだったのかもしれません
でも時制をシャッフルしたような構成でもちゃんと二人の関係が強くなっていくのが分かってくるところや、いろんなことが絡み合って… 続きを読む
泣く気満々で期待して観たのですが
ぼくには然程でもありませんでした
期待しすぎ、力の入れ過ぎだったのかもしれません
でも時制をシャッフルしたような構成でもちゃんと二人の関係が強くなっていくのが分かってくるところや、いろんなことが絡み合ってあの時も今もあるっていうつながりはよくて、分かる以上に
些細なことも大きなことも、線的に連なるリニアな物語ではなくて網の目のような/広がる空間のような物語として、しかもそれが動いているような新しい物語像を映画として見せてくれたのはとてもすごいと思います
フローレンスピューはサンダーボルツ*でも素敵でしたが本作でもとても良かったです
二人ともマーベルヒーローをしていたっていうのも面白いですね
神が与えた神業を我々は手にしている。
starstarstarstarstar - 1年前
産まれる、生きる、死ぬ。
繰り返す。
人類はこれの繰り返し。
自分もその中の一人。
大きなものの中のあると感じられるし、ひとつだけのものであるとも感じられる。
時間軸ぐちゃぐちゃの効果。
いやそれだけではないなあ。
たぶん計算されたシーン、… 続きを読む
産まれる、生きる、死ぬ。
繰り返す。
人類はこれの繰り返し。
自分もその中の一人。
大きなものの中のあると感じられるし、ひとつだけのものであるとも感じられる。
時間軸ぐちゃぐちゃの効果。
いやそれだけではないなあ。
たぶん計算されたシーン、カット割、エピソード、長さ、音楽、背景。
これはもう神業。
もしかしたら神の視点かもしれない。
また視点を変えるとこうなる。
過去、現在、未来。
これらも混じり合ってる。
まるで思い出を振り返ってるように。
そういえば思い出を振り返る時は断片的だ。
ちょっとした引っ掛かりでずるずるっと。
芋づる式に出たりする。
全く別の時期のものが。
例えば同じ場所で。
同じ人で。
同じ感情で。
ほんとに小さいものだったりする。
今の目前にある皿でおもいだす。
嫁と喧嘩して怒りに任せテーブルをひっくり返して出前のラーメンの皿を割った。後日皿を取りにきたおじさんに謝罪したら「2つも!」とびっくりされたことがあった笑。
なるほど。
つながってる。
過去、現在、そしてこれからの未来も。
つながってるんですね。
好きな時にいつでも思い出せる。
こう考えるだけで未来が明るくなりました。
(思い出すことはネガティブなことが多いけれどそれは自分の性格次第かな笑)
思い出を思い出す技。
これは神が与えてくれたとんでもない技なのかもしれない。
まさにこれが神業。
おおーこれもある意味、神業。
いろんな神業を感じれる映画だ。
まあそんなことはさておき。
本来ならば暗い暗い暗澹たる映画になる。
このテーマならば。
特に邦画はそう。
(そんな映画も好きなのだが)
この映画は不謹慎を飛び越えた。
なんか今の世間の風潮を打破するヒントがここにあるような気がする(何がとはいえないが)。
とにかく心を持っていかれました。
がっつりと。
PS.フローレンスピューの口をあんぐり開けておどける仕草。口あんぐりフラッシュ笑。この必殺技にやられました。他でもよくやるよコレ。みんな必殺技を持ってる。マーガレットクアリーの下唇半分噛みフラッシュとか笑。
常に選択と決断の連続
starstarstarstarstar - 1年前
ひとは選択と決断の連続。彼女の、え?なんで?という決断も、のちに自分で選んだことは、それで良かったんだと背中を押してくれるような気がした。
なにぶん彼女は、彼の優しさと理解の支えがれあってこそ。私は彼の気持ちに涙。
後味が悪くない
starstarstarstarstar - 1年前
ハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、その後どうなったのかは観ている人が想像できる余地が残っている。おかげで後味が悪いこともなく、しかも余韻もある。残された人生をどう生きるか考える良いきっかけになる。
温かい涙で心が満たされる
starstarstarstarstar - 1年前
最愛の人を亡くす主人公にフォーカスした映画はすぐにいくつか思い付くけど、最愛の人を残して逝く側の心情をこんなに彩度高く描いた作品はあまり思い出せない。
ストーリーの構築の仕方も、主人公達の心情とリンクして、いい意味で観客を振り回しているよ… 続きを読む
最愛の人を亡くす主人公にフォーカスした映画はすぐにいくつか思い付くけど、最愛の人を残して逝く側の心情をこんなに彩度高く描いた作品はあまり思い出せない。
ストーリーの構築の仕方も、主人公達の心情とリンクして、いい意味で観客を振り回しているようで良かった。
クスッと笑えるシーンもありつつ最後は温かい気持ちで満たされる映画。
とにかくフローレンス・ピューの演技から目が離せない。彼女が一喜一憂するだけでこちらの感情が揺さぶられてしまう。劇中で彼女が嗅いだ花や香草の香りまでわかる気がした。
アンドリュー・ガーフィールドの抑えた演技も素晴らしかった。