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ルノワール(2025) ポスター

ルノワール(2025)

3.8 122分 2025/6/20 (金) 公開
ドラマG日本
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あらすじ

1980年代後半のある夏。11歳のフキは、両親と3人で郊外の家に暮らしている。ときには大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由気ままに過ごしていた。ときどき垣間見る大人の世界は、刺激的だけどなんだか滑稽で、フキは楽しくて仕方ない。だが、闘病中の父と、仕事に追われる母との間にはいつしか大きな溝が生まれていき、フキの日常も否応なしに揺らいでいく。

場面写真

予告動画

ルノワール(2025)の予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
早川千絵
キャスト
鈴木唯/石田ひかり/中島歩/河合優実/坂東龍汰/リリー・フランキー/Hana Hope/高梨琴乃/西原亜希/谷川昭一朗/宮下今日子/中村恩恵 ほか
配給
ハピネットファントム・スタジオ

クチコミ

ぼぶ ネタバレ

観る側の感性が問われる

- 1年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

大人が舵を握る日常の世界。 子どもはその舟に乗って生きている。 何がわからないかもわかっていないが故に、好奇心のままに心と体が動く。 その小さな冒険には危うさが伴うが、幸いにも子どもとして扱われることで現実を突きつけられることはなく、子どもの世界が続いていく。 感性豊かだが感情を表に出さないフキの鋭い直感力が際立ち、作品のスパイスになっている。 病院ロビーの小さな展示販売でルノワールの絵に心を奪われたフキが、「イレーヌっていう名前なの?」と熱量高く質問するシーン。 温かく幸せそうでふんわりした雰囲気のルノワール作品は子どもにもわかりやすい。 絵の中の少女に名前があるのを知り、その子が実在する(した)ことにわくわくしたのかもしれない。 その様子を離れて見ていた父親が、そのレプリカを買ってあげたのだろう。絵は病室に飾られ、父親の死後はフキの部屋に飾られる。 フキと同じ時代に少女だった私にとって、子どもの頃の感性を瑞々しく蘇らせてくれる秀作だ。ネットやスマホがない時代だからこそ、自由で豊かな感性が育まれたのだと、つくづく。 スマホを手にした年齢から、情報を集め始める現代の子どもたち。そうして大人になった若者には、この作品の素晴らしさは伝わらないのでは…残念ながら。

かなりふわっとした映画

- 1年前

登場人物があまり好きになれず

まるで新聞のように事実だけ

- 1年前

ポスターやチラシの写真を見て感情豊かな少女の青春的な作品かな?と思っていましたが、どちらかというと感情の少ない主人公がタンタンと日々をおくる作品でした。 正直父親が死んでも特に感情を出すことも無く、それを聞いた年上の女性の頭をなでるシーンは違和感しかなく入りこめませんでした。 子供の目線で大人の世界を冷静に見ているのは現実的ではないと思います。

素晴らしい瑞々しさと完成度

- 1年前
•国宝を観て主演二人の演技に感動したが、本作の鈴木唯には驚いた。天性の才能。長編2作目とは思えない、秀逸な脚本にカメラに録音まで素晴らしい。 •決して楽しくはない、チョッとぶっ飛んだストーリーながら、なぜか笑えてしまう仕掛けが随所にあり。何… 続きを読む

•国宝を観て主演二人の演技に感動したが、本作の鈴木唯には驚いた。天性の才能。長編2作目とは思えない、秀逸な脚本にカメラに録音まで素晴らしい。 •決して楽しくはない、チョッとぶっ飛んだストーリーながら、なぜか笑えてしまう仕掛けが随所にあり。何気ない全てのカット、全てのシーンに釘付けになる。本年度ベストというか、今後の日本映画の再注目の監督と主演。ナミビアの~とは、映画の密度が違う。河合優美は相変わらず良いけど。

☆3.8

- 1年前
大人からすれば「聞いちゃいけない」「見ちゃいけない」「行っちゃいけない」と制されることに、興味のまま突き進んでしまう抑えの効かなさ。 一方で、仕草や言動にはどこか背伸びして大人の真似をする様子もある。 「どうなるかなあ」と好奇心は旺盛だが… 続きを読む

大人からすれば「聞いちゃいけない」「見ちゃいけない」「行っちゃいけない」と制されることに、興味のまま突き進んでしまう抑えの効かなさ。 一方で、仕草や言動にはどこか背伸びして大人の真似をする様子もある。 「どうなるかなあ」と好奇心は旺盛だが、先を読む力や責任感はまだ未熟。 もしかすると「子どもだから免責されるだろう」と心のどこかで計算しているのかもしれない。 他人の感情を察することはできても、その裏に潜む真意や欲望までは見抜けない。感情を爆発させることはなくても、取り繕う技術はまだ拙い。 そんなきっちり子どもでありながら大人になりかけた少女の姿は、大人の目から見ると危なっかしくも眩しい。 感情は溢れているのに、それを言葉にできない子どもの「目」が語ることの多さ。 それを自然に表現しきった演技力は圧巻。なんという11歳。 フキの姿を見て、自分が11歳だった頃の夏に思いを馳せるのも一興だ。 友人と「多摩川の行ったことないとこまで行ってみようぜ」と自転車を走らせ、結局迷子になって警察の世話になった、あのシンプルにアホな夏の日。そんな日を思い出すかもしれない。 《余談》 ①同じマンションの女性の語りがうま過ぎた、というか無駄がなく言語化でき過ぎていたように感じた。もっとつっかえたり考えが渦巻いて黙り込んだり、同じことを言ったり一見矛盾した考えを言ったりするのでは。(もしかしたら誰かに言うことを考えて事前に言語化していたのかもしれない、と思う) ②作中やパンフレットに光と余白の美しさを感じたが、2024年公開の映画『僕のお日さま』と比べてしまうと両方の面で演出が弱く感じられた。 また、美術面でも背景や服装・髪型が小道具と噛み合わず、当時の情緒が薄まっていた。高度経済成長期の舞台であれば、もっと雑然とした生活感や、競馬場での煙草、街並みの汚れなど「時代の空気」を増やすことで没入感が高まったと思う。 6/19(金)のTBSラジオ『武田砂鉄のプレ金ナイト』で監督が「伝言ダイヤルを使いたかった」と語っていたが、ある意味伝言ダイヤルというギミック軸で時代設定が引っ張られてしまったように感じられた。

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