3部作、そしてシリーズの真骨頂にして分岐点
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
序盤の物語は本当に冗長にして退屈。 アニメシリーズと比べてしまうのはよろしくないが、あまりに不必要なものが多すぎる。 それは今作に限ってのことではなく、前作も前々作もである。 立てる必要性のないキャラの乱立、オーバーリアクション。 そしてモノノ怪の理が謎ではない点。 結末を急ぐあまりキャラも同様に忙しそうであった。 だが、今作の見所は最後の死闘にある。 例の批判のあった場所だ。 だが筆者は、寂しさと、少々の忌々しさを感じつつ、やはりあの薬売りを、そしてあの悲劇を解き放つ物語が今でも好きなのだと分かった。 声の役者の下半身が非常にだらしなく、さまざまな作品に泥を塗ったのは間違いはない。 だが今作のそれは新たな物語の門出の引導である。 筆者はあの薬売りが大画面で観れて、やはりとてもとても嬉しかった。 そのカッコよさに不覚にも落涙しかけた。 それなだけにあのスキャンダル、そして今作のような役者の交代が忌々しいのだ。 聞きたくなければ耳を塞げばいい。 たしかにあそこは、台詞があろうが無かろうが良かったかもしれない。 いや、やはり台詞で勧進帳とかみたく名乗りを上げる必要があった。 これは昔の薬売りから新しい薬売りへのメイン役の交代にもとれる演出。 悔しいが実に粋だ。とてもありがたいサービスだった。 だからあの演出は満点なのだ。 批判が出るから吐息だけとかでもよいとも思った。 今作がだいぶポリティカルなものになったのは、SNSで自意識過剰で被害者意識のつよい暇人らが蔓延る様になったせいだと思う。 暇な人らは大勢いるから大きな声に聞こえるだけで何もこちらには与えてくれない。アニメシリーズを、あれは女性の悲劇救うだとか宣う奴らがいるが、そんな事はここ数年の言葉狩りやポリティカルな物事が盛んになって言われるようになっただけで、要は昨今の風潮に便乗しようとするLGナンタラらとそう変わらんのである。 それを声高に自称可哀想と思った暇な奴らが我が物にしようとしただけなのだ。 あれは誰彼の悲劇を払う物語なだけなのに。 たまたまアニメシリーズの主柱に女がいた、そういう時代なだけのことなのに。 今作らもそのように自然であって欲しかった。 今作は上記で記載したように引導の結末だ。 ぜひに、ぜひとも続いて欲しいと思った。 新たな声でも姿でもいい。 監督辞職したし難しいだろう。 する必要なかったろうに。 初めて、最後に今作の薬売りが好きになった。 悍ましく姦しいが好きだった世界が繋がっていて、それだけで好きになる。 我ながら単純だ。 評価理由 ■エンディングがやはり好きではない →歌詞はそこそこ良かった しかし途中の曲調は明らかKing Gnuの影響がみえ、やはり流行りのアニメによってしまった感があり萎えた ■起承転までの物語の冗長さ →上記参照