和ろうそくができるまで
養蚕、木蝋、手漉き和紙、金箔、漆かき、灯心、煤、真綿、その他諸々の一見関連のなさそうな手仕事が数珠繋ぎになって出来上がるのが和ろうそく。これらの伝統工芸は材料を無駄にせず、搾りかすや屑も廃棄せずに別のもので活かすというのが思いもよらないこと… 続きを読む
養蚕、木蝋、手漉き和紙、金箔、漆かき、灯心、煤、真綿、その他諸々の一見関連のなさそうな手仕事が数珠繋ぎになって出来上がるのが和ろうそく。これらの伝統工芸は材料を無駄にせず、搾りかすや屑も廃棄せずに別のもので活かすというのが思いもよらないことだった。民藝の精神はわかったつもりでいてもそのもの自体が値打ちがあるので手が出せず高嶺の花であるが、実際に手にした和ろうそくにもその精神が息づいていることを知って知見を広げられた。職人さんたちの人生は自分が関わるものに全てがあり、後継がなければもう途絶えてしまうのではと心配になるのだが、トークではそれぞれの現場に若い人たちが入り始めていると聞いた。大量消費を重んじる時代はとっくに終わっている。自分の身近にある伝統的な手仕事も少なくない。この映画で初めて知ったことも多かったし、それぞれの仕事の今後の発展に注目していきたい。