光年のかなた 4Kレストア
あらすじ
アイルランドの田舎を舞台に、青年ジョナスと大空を夢見る風変わりな老人の交流をファンタジックに描いたアラン・タネールの長編第7作。スイスの作家ダニエル・オディエの小説「野性の道」(78)を原作としたタネール初の英語作品。〈ここではないどこか〉を希求する老人と、彼に心惹かれ手助けをする青年。タネールはこれまでも社会から逸脱し、自身の主義のために世界に抗う人物たちを愛おしく、そして時に鋭い視線で描いてきた。この眼差しは小説の映画化の本作においても、作品内にしっかりと「タネール映画」の刻印が刻みこまれている。自身もインタビューで「この物語の登場人物は私のものだと自覚した」と語っている。一方でファンタジー要素を多く含んだ世界観は、ヌーヴェルヴァーグの遺伝子を受け継いだ以前の作品とは異質の感触を持ち、よりエンタメ性の高い作品となっている。時に「アメリカン・ニューシネマ的」とも評される。撮影を担当したのはジャン=ジャック・ベネックス監督の『ベディ・ブルー』(86)で知られる名キャメラマン、ジャン=フランソワ・ロバン。荒涼かつ湿潤なアイルランドの原風景を見事にフィルムに収め、観客を圧倒する。主演はデイヴィッド・リーン監督の『逢びき』(45)やキャロル・リード監督『第三の男』(49)などで知られる名優トレヴァー・ハワード。変わり者の老人ヨシュカをエキセントリックかつチャーミングに演じる。1981年のカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞するなど高い評価を獲得した。2021年8月にリマスターされた4Kレストア版、日本初上映。
場面写真
予告動画
キャスト・スタッフ
- 監督
- アラン・タネール
- キャスト
- トレヴァー・ハワード/ミック・フォード ほか
- 配給
- アート・アンサンブル
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