ソ連で生きていく貧困層の少年少女
第2次世界大戦後のロシア東部。炭鉱で潤う小さな町。収容所もあり盗みも頻出し治安は悪い。 その町の長屋に住む純粋なワレルカ少年は良い子。家庭環境や近い大人の影響で悪い道へとなびいてしまう。そんな彼をしっかり者で幼馴染の少女ガリーヤが支える。2人のやりとりは微笑ましい。 後半、強盗殺人事件に2人が巻き込まれて。裸婦人が半狂乱でそういうことか。後味悪い終わり方。 2025.11.15
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第2次世界大戦が終わり、収容所地帯となったソ連の炭鉱町。純粋な性格とは裏腹に不良ぶっていた12歳の少年ワレルカは、学校でたびたび騒動を起こす。母親とその愛人への反発心から、さらにいたずらをエスカレートさせた彼は、ついに退学になってしまう。
©︎ Lenfilm Studio
第2次世界大戦後のロシア東部。炭鉱で潤う小さな町。収容所もあり盗みも頻出し治安は悪い。 その町の長屋に住む純粋なワレルカ少年は良い子。家庭環境や近い大人の影響で悪い道へとなびいてしまう。そんな彼をしっかり者で幼馴染の少女ガリーヤが支える。2人のやりとりは微笑ましい。 後半、強盗殺人事件に2人が巻き込まれて。裸婦人が半狂乱でそういうことか。後味悪い終わり方。 2025.11.15
初公開時に観て以来、久しぶりに鑑賞。始まって5分で、並ではない飛び抜けた作品であることが再認される美しいモノクロ。製作されて36年も経つのに、全く古びていないばかりか、昔観たときには若くて感じ取れなかったものの、歳を重ねて感じ取れるものがあり、昔観たときより、さらに充実した鑑賞となった。若いひとより若くないひとの心に深く届く作品であるように感じるけれど、若いときに見ておかなければ、歳を取っても出会うことはできないだろう。生涯の数本に入るような作品かもしれない。 「奇跡のような」と形容されること多い作品だけれど、確かに、ヴィターリー・カネフスキーという映画作家とペレストロイカの時代と主演のパーヴェル・ナザーロフの出会いが、奇跡を産んだのだという気がする。