情けは人の為ならず
笑って感動! ダンスシーンもあるので、インドムービーの楽しさも押さえつつ、言葉や文化の違いが描かれます。 立場や出身に関係なく、人が人を思いやる心の素晴らしさ。 ラストは暖かい気持ちに包まれました。 “チェンナイ”というと『チェンナイ・エ… 続きを読む
笑って感動! ダンスシーンもあるので、インドムービーの楽しさも押さえつつ、言葉や文化の違いが描かれます。 立場や出身に関係なく、人が人を思いやる心の素晴らしさ。 ラストは暖かい気持ちに包まれました。 “チェンナイ”というと『チェンナイ・エクスプレス』のイメージしかなかったのですが、当時のトークショーで、インドには指定言語だけでも22 種類。全部で1000以上の言語があると聞きました。 標準語と大阪弁のような方言のレベルではなく、文法も含む言語レベルで違うそうです。 なので、この映画を見る前は、様々な言語や文化があるインドに紛れ込むのは意外とアリかも?と思いましたが、実は逆!! ターバンの巻き方一つでも民族がわかり、言葉の違いで、すぐによそ者だとバレる。 (会社でやたら同じ名前のインドの方がいるのですが、名前にもカースト制度の名残があるそうで、カーストがわからないように付ける名前のようでした) つまり、インドの国内でも、どの言語を使っているのか?どの民族(部族)なのか?どの宗教なのか?どのカーストだったのか?など敏感に読み取り、線引きをして生活しているのだと感じました。 そこで、頭の回転が速い末っ子がムードメーカーとして大活躍! なんとかピンチをすり抜けて、彼が出てくるだけで楽しいシーンになっちゃいます。 お兄ちゃんは…いろいろ難しいお年頃。 良妻賢母の見本のような母親に対する父親の態度だったり、 インドの“家長(父親)が絶対”な部分への不満と反抗かと思っていましたが… スリランカの経済事情を含め、いろいろ飲み込んだ上での家族への愛が泣けます。 役者が歌い出すミュージカルとはまた別で、状況や心情を歌にのせて説明するところもインドムービーの好きなポイント。 ノリの良い音楽が、心にスッと入ってきます。 “情けは人の為ならず” いろんな垣根を越えて、思いやりの心で接すること。 それで世界は変わっていく。 そんな風に思える映画でした。 『きっと、うまくいく』『マダム・イン・ニューヨーク』などが好きな方にはとくにおすすめ。 インド映画にしては短いです。笑