対比から見える幸せ
「家族を装う北朝鮮の工作員」と「仲の悪い喧嘩ばかりの韓国人夫婦」の対比が「家族という存在」の大切さに気づかせてくれる。 最後の掛け合いのシーンは感動してしまった。
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『嘆きのピエタ』などの韓国の鬼才キム・ギドクが、脚本、編集、製作総指揮を務め、南北分断の現状に切り込んだヒューマン・ドラマ。誰もがうらやむ幸せな暮らしを送っているかに見えるが、その一家の正体は、母国からの密命を遂行するために韓国に潜入している北朝鮮の工作員による疑似家族だった。隣に住むケンカの絶えない韓国人家族を、彼らは「資本主義の限界」と馬鹿にしていたが、偽りのない感情をぶつけ合うその姿に、次第に憧れを抱くようになる。そんな中、家族の夫役のキムが母国に残した妻子が脱北に失敗したことを知り……。第26回東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、観客賞を受賞。
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