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伊藤高志劇映画特集E 【短編集2】

日本
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あらすじ

『12月のかくれんぼ』竜太5才。自分の息子にもかかわらず時々この小さな人間は自分の何なのかと思うことがある。喜び悲しむ表情を見ていても、抱きかかえた時のぬくもりを肌で感じても、私の感情がぽかんとする瞬間がある。 『THE MOON』むかし夢の中によく出てきた、月明かりに浮きあがる神秘的で不気味な風景。たとえば夜空に浮かぶちぎれた雲の塊が月光に照らされ、その上をまっ黒な物体がゆっくり回転しながら飛んでゆくとか……。 『ZONE』 顔のない男についての映画。手と足をロープで縛られ不具の男は、白い部屋の中で微動だにしない。 『ギ・装置M』 1996年4月6日〜6月9日に横浜美術館で開催された、森村泰昌展のために制作された。「7年目の浮気」のマリリン・モンローに扮した森村泰昌をモデルに撮影。森村、モンロー、女優、偽装、虚飾、セックス、死といったキーワードから受けるイマジネーションを映像化した作品。 『モノクローム・ヘッド』 映画を学ぶ青年が、それだけ撮影しても作品の方向性も結末も見えず、混乱し追い詰められてゆくという物語が背景にあり、この作品ではまさにその青年が狂い始めた光景のみで映画を成立させようと思った。この設定では何が起こってもいいし時系列の整合性も無視できるという自由度が高いかなり楽しい現場だった。 『めまい』 前作『静かな一日』のラスト、鉄橋の上で自分に8ミリカメラを向ける女の子は、映画で直接的には描かれていないが、投身自殺をはかる。その様子を偶然見ていた二人の女の子のもう一つの壊れた心の状態を描く。 『静かな一日・完全版』 1999年制作の 『静かな一日』 は、 生と死の間を揺れ動く少女の不安を描いた作品で、その当時の私自身の不安定な精神状態を強く反映している。あれから3年経ち、冷静にこの作品を見直していく中で、私は一つのアイデアを思い付いた。それは 『静かな一日』という映画を撮ろうとしている少女という設定に変えてしまうというもの。ラストの彼女の投身自殺はほんとの出来事なのか、それとも彼女は作ろうとしてる映画の中の出来事なのか判然としないという結末にすることで、溶け合う虚実、世界の曖昧性という最近の私のテーマを結実させたい。

キャスト・スタッフ

監督
伊藤高志

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