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湯徳章 私は誰なのか ポスター

湯徳章 私は誰なのか

3.5 93分 2026年02月28日(土) 公開
G台湾
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あらすじ

1947年3月13日、今では整備されたロータリーの中心にある公園で一人の男が処刑された。彼が生まれたのは1907年、台湾が日本の植民地であった頃。先住者 と日本からの移住者との間に発生する摩擦のなかで、「台湾人」というアイデンティティが形成された時代でもあった。日本の敗戦後、ほどなくして台湾は中華民国政府の統治下に置かれるが、国民党政権の抑圧や腐敗に、台湾の民衆は不満と怒りを募らせていく。その衝突をきっかけに「二二八事件」が起こり、以降、長きにわたる言論弾圧と戒厳令が敷かれる。事件にまつわる人や物事を語ることは禁じられ、台湾の記憶の奥に静かに封じられていった。 台南には、湯徳章の名を冠した旧居や道路が残されているが、多くの台湾人、さらには台南の地元住民でさえ、彼の人物像を知る者は少ない。 映画は彼の足跡をたどる旅に観客を導いていく。息子(養子)や姪、果物屋の店主、ジャーナリスト、歴史家、作家、当時の新聞記事…。彼と関わりのあった人々の証言や記録を紐解きながら湯徳章の人物像、そして彼が歩んだ人生の輪郭を少しずつ浮かび上がらせていく。台湾の未来を切り開こうとしながらも、その志を果たす前に命を奪われた彼の想いとは。これは、湯徳章のアイデンティティを探求する物語だけではない、台湾の記憶をたどる物語。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
黃銘正/連楨惠
キャスト
鄭有傑
配給
太秦
公式サイト
https://thngtek-chiong.com/

クチコミ

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台湾のことを口にして「親日」と言われるのに抵抗感があるのは、日本統治時代にあったことや2・28事件以降の白色テロなどが一般的に知られることがなく、どこか中国大陸との対立軸的に単純化されてみられていると思ってしまうからかもしれない。長年台湾に行ってても、この複雑さをうまくまとめて受け止めきれていない。台南に行けば、現地の先人として名前を見たり聞いたりすることの多い湯徳章は、台湾アイデンティティの複雑さを象徴する人物としてこの映画では取り上げられている。長い戒厳令を経て民主化し、アジアで最も先進的な民主性を保っていても、不安定な世界情勢でまた変わってしまうことも考えられる。彼のように多くの無名の台湾人の命が20世紀の激動の中で失われていったこと、そして誰が正しくて誰が悪いかということをジャッジせずに、過去の過ちを認め受け入れて未来を見るという姿勢はどこであっても必要なものであると思う。

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