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夜間保育からモンテッソーリへ―子育ての未来― ポスター

夜間保育からモンテッソーリへ―子育ての未来―

111分 2026年03月20日(金) 公開
ドキュメンタリー日本
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あらすじ

東京・新宿歌舞伎町に隣接し、韓国料理店が立ち並ぶ大久保の路地に、エイビイシイ保育園はある。ここは24時間体制で運営される認可夜間保育園。昼と夜、平日と週末、働く時間が不規則な親たちの生活リズムに寄り添いながら、子どもたちの「いつもの日常」を守り続けてきた場所だ。今の時代、夜間勤務のある仕事はさまざまな業界、業種にある。エイビイシイ保育園は、そうした現代の子育てに真摯に寄り添い、親たちを助けてきた。園を立ち上げたのは、片野清美園長。43年前に保育園を始め、現在76歳となった今も、毎日現場に立ち、子どもたちの表情を見て、声をかけ、眠りにつく背中をそっと支えている。共働きが当たり前になった現代日本で、「働くこと」と「子どもを育てること」が同時に成立するためには、社会はどうあるべきか。片野はその問いを、制度や理想論ではなく、目の前の一人ひとりの親子と向き合うことから考え続けてきた。夜間保育は、単なる“預かりサービス”ではない。親が働くために必要であると同時に、子どもが安心して生活し、育つための土台でもある。誰かが夜を生きる社会の裏側で、子どもたちの夜もまた続いている。深夜の静けさ、泣き声のない時間、突然の発熱、迎えの遅れ、親が抱える罪悪感や焦り、そして「ありがとう」としか言えない瞬間——。カメラは、見過ごされがちな社会の片隅を、センセーショナルにではなく、丁寧な眼差しで映し出していく。そして、エイビイシイ保育園が大切にしているのは、子どもたちの「食」でもある。食育を柱のひとつに据え、園ではオーガニックの食材を選びながら、減塩・減糖の食事を日々の献立として子どもたちに提供している。さらに園は、鹿児島県の循環器内科の医師・中尾正一郎先生のもとを訪ね、ある調理法を学びに行った。その調理法は「無塩無糖」——塩も砂糖も使わずに素材の力を引き出す食のあり方だ。中尾先生は無塩無糖の食生活を25年以上続けており、その実践は、園の台所にも静かに受け継がれていく。夜を預かるだけでなく、子どもの身体の土台をつくること。その思想が、毎日の食卓に形となって現れる。さらに物語は、大久保の一園にとどまらない。夜間保育の必要性は全国へ広がり、福岡のどろんこ保育園では、園長の天久薫が現場を率いながら夜間保育を行い、子どもが自ら育つことを大切にするモンテッソーリ教育を掲げている。「預かる」だけではなく、「育ちの環境をどうつくるか」という新たな挑戦が、現場の試行錯誤として立ち上がってくる。働く親たち、子どもたち、保育士たち、そして制度の隙間で支え合ってきた人々。そこには、社会が“当然”としてきた家族像や働き方への問いがある。夜間保育園は、社会の周縁にあるのではなく、実は私たちの暮らしを下から支えるインフラなのだ。本作は当事者たちのリアルな声と時間の積み重ねを通して、「子育て」と「労働」の現在地を見つめ直し、これからのケアのあり方を静かに、しかし確かな熱量で問いかける。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
片野仁志
キャスト
片野清美/天久薫/中尾正一郎 ほか【語り】佐伯日菜子/成海花音
配給
ポルトレ
公式サイト
http://yakanhoiku-montessori.com

クチコミ

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