アランドロンが美しい
見た目も仕草もすべてアランドロン。美しい殺し屋。
国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
中折れ帽とトレンチコートを身にまとい、殺風景なアパルトマンで一羽の小鳥と暮らす殺し屋ジェフ・コステロは、その夜も仕事に向かう。車を盗み、拳銃を調達し、コールガールのジャーヌの部屋とポーカーの賭場に顔を出す。いつものように完璧なアリバイを用意し、首尾よく任務を遂行した彼は、現場を立ち去る際、ピアニストのヴァレリーに顔を見られてしまうーー。
©︎1967 - Production Filmel - CICC - TCP / Editions Rene Chateau
見た目も仕草もすべてアランドロン。美しい殺し屋。
オープニング。 無機質な冷たい部屋のベッドの上で1人ぽつんと煙草をふかしている。クレジットが終わると静かにのそりと起き出し身支度を済ませ仕事に出掛ける。車に乗る。信号待ちで隣に止まった人と目が合ったりして。特に心動かず。職場(殺す人がいるところが殺し屋の職場です)に到着。その間、全く言葉を発せず。 コレここだけ文章にすると自分の日常と同じ。ただ違うのはそこにはアランドロンではなく冴えないおっさんがいるだけである笑。 同じ所作なので毎朝アランドロンのつもりでいると日常も豊かになるかなあと思ったりしました。誰にも迷惑はかけないのでそれでいいでしょう。「喋らんでもいい」と誰かと無理に喋る必要はなくそんな日常を肯定してくれてる気になりました。 見たことはある。だいぶん前に。完全にうろ覚え。というか退屈した覚えがある。白黒だと思っていた(それはある意味感覚的には正しかったかも)。殺し屋なのにあんまり銃撃たないし殺さない。当時「ハードボイルド/男たちの挽歌最終章」とかガンガン見てたから物足りなさ限りなし。後でジョンウーはこの「サムライ」のファンで影響されまくってるらしいと知った。弾数が全然違うが笑。北野武の無口で無機質な感じもこの感じね。 ゆったりしてるなあ。現代の映画の秒速カット割りとは真逆のところにこの映画はいます。 いいなあ。もうゆったりとした時間に浸る。映画館の席に深く腰かけてたが、さらに見てるうちにいつのまにかもっと深く沈んでいた。 じわじわと何かが体に染み込んだ。とても有意義で贅沢な時間でした。
主人公の漂うもの悲しさがあります。 中盤からは捜査や相関関係が気になり引き込まれました。 全般にトレンチコートと帽子、街並みの雰囲気も良い作品。