所有と執着について
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考えさせられる映画である。階級逆転エンターテインメントと謳われるが、エンタメ性はわずかで、充分に現代の病について考える時間をくれた。 今年だとこの映画や「サンキュー!チャック」、「シラート」去年は「ブゴニア」最近だと「箱の中の羊」もそうだが、やたらと世界の終わりを意識させる映画が世界的に増えている。末法思想ではなくても、終末を感じているアーチスト(映画監督)が多いということかもしれない。 映画では2度ほど「手放してしまう事で真に豊かになれる」との警句が暗示られる。しかし地の果てでも所有に執着する物語の主人公。そして母を嫌う娘のアンナ。そのわだかまりも溶ける事はないようである。