総集編の枠を超えた新規カットがあり、終わり方としては大団円に近いが、久美子の勝敗はヒネリ過ぎ
今回の劇場版『最終楽章 響け!ユーフォニアム 後編』を見てから、こんな場面あったかな?と思いテレビ版の『響け!ユーフォニアム3』の12話と最終話を見直した(なんせ本放送時しか見てない)状態で、ざっくりと思うのは、転校生でライバルになる黒江真… 続きを読む
今回の劇場版『最終楽章 響け!ユーフォニアム 後編』を見てから、こんな場面あったかな?と思いテレビ版の『響け!ユーフォニアム3』の12話と最終話を見直した(なんせ本放送時しか見てない)状態で、ざっくりと思うのは、転校生でライバルになる黒江真由の描写も増えたので、キャラの背景に深み追加されたが、熱意や感情に乏しく麗奈や鎧塚みぞれ(傑作『リズと青い鳥』の主役)の様な圧倒的な才能とも描写されず、やはり主人公を誘惑するメフィストの様な言動で何とも好印象にはならず微妙… この作品は多くのキャラの喜怒哀楽を成長譚として描写して、それを肯定していたと思う。 2024年に『響け!ユーフォニアム3』放送された時も賛否が分かれたソロパート問題だが、ポッと出のキャラに主人公が敗れる展開は、ソロパートオーディションの過去を絡めて納得させようとして、成長譚としての過去も破壊して、2019年公開の『誓いのフィナーレ』では、恋愛など学生らしい部分の青春を自ら絶って部活に邁進した久美子や塚本の姿を見ている側としては、金を取るために自分達を追い込む厳しさを描写したいのは分かるが「試合に負けて勝負に勝つ」や「負けるが勝ち」的なロジックもなく娯楽作劇としてカタルシスにも乏しい。 主人公が権力や時代に抗い挫折したり野垂れ死ぬアメリカンニューシネマならわかるけど、あの虚無感と厳しさがあるから納得できる。 端的にヒネリ過ぎで、そんな奇跡は起きないと突き放している印象にもとらえられる。 だが現実に大谷翔平や将棋の藤井聡太の様に「物語やマンガでも、やり過ぎで現実身がない」と言われた才能や天才が活躍しているのが、近年の現状なのでご都合主義にはならない。 将棋を題材にしたラノベ『りゅうおうのおしごと!』の作者も藤井聡太の出現には舌を巻いたそう😰 卒業式の場面は殆ど新作で、北宇治高校吹奏楽部の3年メンバーともお別れになり長年見守ってきたファンへのサービス的な締めと挨拶でここだけでもみる価値がある テレビ版では、母校に教師として戻った久美子の姿を、今回は直接見せずに匂わせくらいに留めた面も映画的にブラッシュアップされたとは思う。 全体的には、高品質なテレビ版の映像を再構成した総集編にはなるが、ところどころ手を加えて映画としてアップグレードしてる良作だと思う。 さて原作も途中まて積んでいるので何とか読みたいとはおもう。(原作と展開を変えているのも知ってはいるけど)