是枝作品のベストだな
是枝裕和監督長編2作目 井浦新俳優デビュー作。 残念ながらリモート開催になってしまったトークイベント付き上映で鑑賞。 前知識一切無い状態だったので まず、主演の井浦新さんの若さとイケメンぶりに驚く。 (もちろん、今もイケメンです) 全… 続きを読む
是枝裕和監督長編2作目 井浦新俳優デビュー作。 残念ながらリモート開催になってしまったトークイベント付き上映で鑑賞。 前知識一切無い状態だったので まず、主演の井浦新さんの若さとイケメンぶりに驚く。 (もちろん、今もイケメンです) 全く演技経験が無く、ARATAという芸名だった新さん。 ゆったりとした語り口や身のこなし、歩き方。 どこを見ても余裕の演技で、現在の演技力の源道を感じながら、冒頭からどんどん引き込まれる。 レトロな建物がなんとも味があり、最高のロケ地だ。 受付で名前を告げて、入口から引き寄せられる様に “今週”の人々が入って来る。 モヤが掛かった様な逆光の中、人影の表情は全く見えない。 その理由は後に知る事になる。 今はもう無いと言うこの建物や、雪のタイミングなど、奇跡の様な映画だ。 是枝監督作品を全て見ている訳ではないけれど、 是枝作品で一番好きな作品に出会った。 カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎えた『真実』でも劇中劇が物語のカギになっていたけど、ここが原点だったんだと思う。 ファンタジー感動作。 とにかく美しい映画。 上演後、主演の井浦新さんから直接当時の思いや、撮影の背景などを沢山聞けて、貴重な時間を過ごせた。 今をときめく俳優さんたちがゾクゾク登場していたり、 実名で演じていたり… なんと言っても驚いたのは演者さんの殆どが素人で 監督が半年以上をかけて実際の経験を話してもらうオーディションを行い500人程の中から選んだのだそう。 生き生きと語り、細部にまでシチュエーションにこだわろうとする皆様が、実に素晴らしかった。 一つだけ、思い出を持ってアチラへ行ける… こんな所がほんとにあるのなら私は迷わずあの日あの時の思い出を語るだろうな。 でも見送るお手伝いもしてみたい。