ハッシュハッシュ
『ナイスガイズ!』ラッセル・クロウのハリウッド初出演作。今作における演技で一気に注目度が高まり、スターの仲間入りを果たした。腕っ節のある役柄が多い理由はここにあるのだと確信。 マフィアの幹部の殺害を発端にしたロス暗黒街の混沌に巻き込まれ、… 続きを読む
『ナイスガイズ!』ラッセル・クロウのハリウッド初出演作。今作における演技で一気に注目度が高まり、スターの仲間入りを果たした。腕っ節のある役柄が多い理由はここにあるのだと確信。 マフィアの幹部の殺害を発端にしたロス暗黒街の混沌に巻き込まれ、警察の正義と悪の間で奮闘する男たちの姿を描いたアメリカ映画。 女性への暴力を許さない寡黙なパワー系刑事バド(ラッセル・クロウ)、お茶の間で人気のベテランだが一癖ある麻薬専門のジャック(『ユージュアル・サスペクツ』のケビン・スペイシー)、警察内部の汚職にも立ち向かう有能な正義漢エド(『メメント』のガイ・ピアース)。 カフェで起こった元警官を被害者に含む虐殺事件の真相を突き止めようとそれぞれが捜査を進める。 得意の交渉術と強行的な脅しの組み合わせで事件の緒を掴んだバドとエドらの活躍によって、犯人は殺害され事件は解決したかに思われたが…。 ちょっとしたシーンだが、ケビン・スペイシーの、酒頼んでおきながら50ドル札を乗せて店を出るシーンがなんとも映画的でカッコいい。 バーの看板に「THE BAD AND THE BEAUTIFUL」とあるのも洒落ている。 実力派俳優たちの惜しげもない名演に加え、点と点が線で結ばれる気持ちいいくらいの脚本に舌鼓。 最低なヒールと、決して仲良しこよしでない最強のバディは非常に痺れる。 『タイタニック』がなければ間違いなくオスカー総取りだっただろう。 エンドロールさえも激渋な大傑作。