セックス・ピストルズ 破壊の設計図
あらすじ
1970年代後半のロンドン。停滞したロックシーンを全否定するかのように、突如として現れた“パンク”ロックバンド、セックス・ピストルズ。テレビ出演では放送禁止用語を連発し、下手くそな演奏と破壊的なライブパフォーマンスで世間を騒然とさせた。髪を逆立て、切り裂かれたシャツに破れたジーンズ、安全ピン――彼らが生み出したスタイルは、瞬く間に“パンクファッション”として世界中へ広がっていった。驚くほどポップなデビューアルバム『勝手にしやがれ‼』は世界的な大ヒットを記録し、後のパンクロックの原型を築いた。彼らの存在そのものが、まさに“発明”だった。しかし、アルバム発売から間もなく、最後のライブでヴォーカルのジョニー・ロットンが「だまされた気分になったことはないか?」と言い放ち、バンドを脱退。セックス・ピストルズは解散へと向かう。さらに、ベースのシド・ヴィシャスは、恋人ナンシー殺害容疑の渦中にありながら、薬物の過剰摂取によって21歳の若さでこの世を去った。そのあまりにも刹那的な生涯は伝説となり、彼は永遠のパンク・アイコンとして語り継がれている。だが、この伝説には、もうひとつの物語があった。“策士”マルコム・マクラレンと、後に世界的デザイナーとなるヴィヴィアン・ウエストウッドによって仕掛けられた“台本”。そして、アルバム収録曲12曲のうち10曲を手掛けたにもかかわらず、その“台本”から消された男がいた。初代ベーシスト、グレン・マトロックである。本作は、そんな“悲運の男”グレン・マトロックが、自らの言葉でその真実を語り尽くす、衝撃のアナザーストーリー。当時の貴重なライブ映像やインタビューに加え、現在のグレン・マトロックによるライブパフォーマンスも収録されている。ショービジネスにおける虚と実、表現と商業主義のせめぎ合い。その光と影を描き出しながら、本作は「人生における本当の勝者とは?」という普遍的な問いを投げかける。パンクの伝説、その裏側に隠された真実とは――。誰もが知るセックス・ピストルズの物語を、グレン・マトロックの視点から捉え直す、傑作ドキュメンタリーである。
場面写真
予告動画
キャスト・スタッフ
- 監督
- アンドレ・レリス/ニック・ミード
- キャスト
- レン・マトロック/ジョニー・ロットン/シド・ヴィシャス/スティーヴ・ジョーンズ/ポール・クック/クリス・スペディング/デボラ・ハリー/ビリー・アイドル/ウェイン・クレイマー/ケニー・ジョーンズ/ファット・マイク/トレイシー・ガンズ/リチャード・ストレンジ ほか
- 配給
- スターキャットアルバトロス・フィルム
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