元禄忠臣蔵・前篇/元禄忠臣蔵・後篇
あらすじ
【前編】歌舞伎や映画で親しまれた勧善懲悪の「仮名手本忠臣蔵」ではなく、真山青果による徹底した史実考証に基づく戯曲を映画化した。剣戟や討入り等の見世物性を排し、登場人物の心理や葛藤、武家社会の権力で充溢した空間を重厚に描写。実寸大の「松の廊下」のセットに象徴される徹底した時代考証により、従来の時代劇とは一線を画す「歴史映画」に結実した。 【後編】「ショーは撮らない」という溝口が、吉良邸のセットまで完成していながら最大の山場である討入りシーンを直接描かなかったことで知られる後篇。前進座の俳優たちによる抑制された演技と厳格な所作が、武家社会の論理と赤穂浪士たちの葛藤を浮かび上がらせている。映画統制のため興亜映画は松竹に吸収され、後篇の製作は松竹が引き継いだ。
場面写真
キャスト・スタッフ
- 監督
- 溝口健二
- キャスト
- 河原﨑長十郎/中村翫右衛門/中村鶴藏 ほか
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