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スター・ウォーズ〈特別篇〉

5.0 126分 1997/05/30 公開
米
チケット予約

キャスト・スタッフ

監督
ジョージ・ルーカス
キャスト
マーク・ハミル/ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー/ピーター・カッシング/アレック・ギネス/アンソニー・ダニエルズ
配給
20世紀フォックス映画

クチコミ

原作脚本監督に冴えるルーカスが作り上げたアメリカ映画の神話とビジョン

- 6日前
2027年にレストアされたオリジナル版が公開される予定なので、露払いも兼ねて今年閉館になるイオンシネマ海老名の日本最古のTHXシアター7にて鑑賞。 SNSでも話題になっているが、場内はスター・ウォーズのポスターやラッピングが施されで若干テン… 続きを読む

2027年にレストアされたオリジナル版が公開される予定なので、露払いも兼ねて今年閉館になるイオンシネマ海老名の日本最古のTHXシアター7にて鑑賞。 SNSでも話題になっているが、場内はスター・ウォーズのポスターやラッピングが施されで若干テンションが上がり4月26日の回でほぼ満員で賑わっていた。 後半のデス・スター攻略戦で、有名なヤビンの戦いの場面は100回くらいは繰り返し見ている(笑)が、ちゃんと最初からは久しぶりなのだが、77年のSF映画なので、多少ビジュアルで古い面もあるが、これをベースにある普遍的神話を参考にゼロから世界観も含め構築した当時のジョージ・ルーカスの非凡な才能には舌を、巻くと共に優れたメカデザインと背景のセット美術にも目を見張る。 特撮などの特殊効果も当時は!高水準で、模型を使った合成カットなども今の目だとカットによっては、チャチにみえる面もあるが、若手スタッフの手探りでクリエイトした映像にパワーや勢いがある。(一部補足するが、特撮に使われる模型のクオリティはとても高い) ストーリー自体は、ルーカスのインタビューにもある通り、往年の冒険活劇映画の『フラッシュゴードン』をベースに、西部劇・剣劇・海賊活劇・戦争映画の設定に、過去作の『THX 1138』や『アメリカン・グラフティー』の青春の旅立ち要素も加味していて、ルーク、ハンソロ、レイヤ姫達の絡みは、ちょっとした青春模様にも見える。(続編の帝国の逆襲では三角恋愛要素も) ルーカスの演出は、オーソドックスで際立って目立つ部分は少ないが、慣れない土地(撮影はイギリスの名門スタジオ)と保守的なイギリス人スタッフに苦労しつつ、上手くこなしている。 デススターを、破壊した後の祝賀会での演出も、台詞なしで、役者の演技と映像と音楽だけで締める場面も、凡庸な演出家ならもっと説明的になりそうなのを、バッサリと廃している。(編集の功績もある) 当時の彼の描いたビジョンと出来上がった作品は、技術や予算の関係でかなり不満があったとされ、後にCGIなどで、場面の挿し替えや映像を追加した特版版などを製作してるが、元の『スター・ウォーズ』の作品自体が一本の映画として高水準で完結しているので、変にイジるをは感心しない。 そもそもオリジナル版にアクセスしずらいのも問題だし、新規に追加された場面も蛇足 特に宇宙港でのCGIクリーチャーがドタバタする場面は、ユーモアのつもり?なのか浮いていて酷いと再上映の時も思った。 それと後にさまざまな分野で引用や真似された部分が山ほどあり、発表から時が立ち、現在の目線で見て一部で凡作と称する意見に同意出来ない。 革新的な作品が発表された後に、量産されてオリジナルより誇張された真似や引用に多く接すると、この手の意見に陥り易いと思う。 本作の撮影のギルバート・テイラーは、イギリス映画で多数の作品を手掛けた職人系なのだが、アカデミーノミネートも含め過去に組んだ監督や作品は、名監督や俊英もいて作品も名作や傑作があり、作品の映像クオリティにも貢献してる。 特撮以外の撮影は、オーソドックスに見えるが、デススターで尋問を受けるに、レイヤ姫に自白剤が投与されるシーンなどの撮影カットなどは、ちょっとした技巧を使っており映像で説明する映画の特徴を体現してる。 ギルバート・テイラーの撮影で注目する作品は、名匠ポランスキー監督と数回組んでいたり、ヒッチコックの晩年の傑作でもある『フレンジー』(ここにもちょっとした撮影が技巧がある)や核戦争を題材にしたキューブリック監督の『博士の異常な愛情』や初期キューブリックの作品のをプロデュースしていたジェームズ・B・ハリスが監督し、核戦争を題材にした『駆逐艦ベッドフォード作戦』(1965年)などは、硬調で粒子感が強調された映像が、ドキュメント調の臨場感に繋がるモノクロ撮影やラストの核爆発シーンの映像処理も凄い。(特殊効果は別だろうけど) 更に撮影ギルバート・テイラーのフィルムグラフティを遡ると戦争映画の佳作『暁の出撃』などは、実際のあったダムバスターと呼ばれる特殊爆弾開発秘話で、水面に向かって回転をかけた石を投げて水面で石を跳ねさせる水切りがヒントになり、ダムを攻撃する反跳爆弾が開発された過程は、デス・スター攻略の場面に引用されていると思う。 補足だが、もっとも引用されているのは、1964年の戦争映画『633爆撃隊』で、ノルウェーにある難易度の高いドイツ軍拠点を爆撃する木製の爆撃機モスキートの特務部隊の苦闘を描く作品で、デススター戦はカット割などのかなりの部分をコピーしており、YouTubeなどに比較検証動画がある。 633爆撃隊は映画としては若干とっ散らかってる部分が、見受けられるが、戦闘シーンは迫力があり、個人的に印象的なのは、傑作『大脱走』で、脱走王マックイーンの相方を務めたアイブス役のアンガス・レニー(明るく愛嬌ある男であるきっかけで彼が射殺される場面は映画前半のクライマックス)が、ここでも主役のクリフ・ロバートソンの気の良い相方の副操縦士を演じていて最後まで、サポートして奮闘する場面は熱い! ちなみに『暁の出撃』は、同名の邦題の作品が、2本あり1955年が該当の戦争映画で、1970年の作品は、軍隊が背景にある恋愛ミュージカルで、当時新婚だった監督のブレイク・エドワーズとジュリー・アンドリュースに、脚本が何度か監督コンビを組んでいる『エクソシスト』の原作で有名なウィリアム・ピーター・ブラッティ イメージボードやメカデザインなどの後に多くの影響を与え世界観を構築したラルフ・マクォーリーとコリン・キャントウェルの功績も素晴らしく、『2001年宇宙の旅』が発端にはなるが、この作品の前後でSF映画のビジュアルやデザインも革新的に変化した。 時系列から見ても、ガンダムなどの設定やデザインの多くも明らかに『スター・ウォーズ』などから引用されている。 スター・ウォーズを今回見直してみると、当時の水準でもテンポも歯切れ良く、主人公が当時するまでの引きも十分に上手くて感心する。 脚本やストーリーの構成もかなり巧みで、当時の多くの観客には、理解が難しいフォース(理力)やジェダイなどの伏線もしっかり劇中で暗示と明示されており、師匠から受け継いた教えと助言を受けて、成長した主人公が勝利する展開は、王道で爽快感もある。 有名な場面だとルークが、絶望した面持ちで夕暮れに日没する2つの太陽を見る場面は、多くの若者の心に刺さる場面で、『アメリカン・グラフティー』でも描かれた違う場所への旅立ちへ踏襲してる。 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』公開時に、ルーカスフィルムのメインプロデューサーだった、リック・マッカラムも日本の映画雑誌のインタビューで、『スター・ウォーズ』(EP4)は、この場面が重要だったと力説している。ちなみにこの記事だと、「EP3で、スター・ウォーズシリーズは完結させる。帝国を倒した後の続編は蛇足なのでやらない」と言っていた。 その後にマッカラムもルーカス・フィルムから去り、ディズニーに売却され、蛇足と言われる続編が発表されたけど…止まれ! 『スター・ウォーズ』は、ヨーロッパやアジアに比べると、歴史的に若い大国による神話とビジョンを、原作脚本監督に冴えるルーカスが作り上げたアメリカ映画の代表的な作品だと思う。

伝説のはじまり

- 1年前
この作品からSFは「スターウォーズ前」と「スターウォーズ後」に分けられる。 様々な革新的要素を取り入れながらその本質は囚われの姫を救出するシンプルな冒険活劇。 冒険の仲間は銀河最速のガラクタのニヒルな船長、その相棒のデカい毛むくじゃら、変… 続きを読む

この作品からSFは「スターウォーズ前」と「スターウォーズ後」に分けられる。 様々な革新的要素を取り入れながらその本質は囚われの姫を救出するシンプルな冒険活劇。 冒険の仲間は銀河最速のガラクタのニヒルな船長、その相棒のデカい毛むくじゃら、変わり者と噂の老人、おしゃべりな金ピカ、ピポピポ電子音のキュートなロボット。 囚われの姫は自身でも銃を操り、助けに来た主人公を見て「子供兵?」と言い、乗って来た宇宙船を見れば「あれで来たの?勇敢なのね」皮肉たっぷり。か弱さとは正反対の鼻っぱしらの強さ。 敵は名実共に銀河No.1のヴィラン。 今観ると古臭いとの意見もあるが、そもそも未来の話では無く遠い昔 遥か彼方の銀河系での物語。 スターウォーズシリーズを初めて観るならこの作品からがおすすめです!

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