渡辺生さんは映画照明技師として、半世紀以上を多忙な映画界で生きてきた。穏やかな老後の生活を願い、そろそろ夫婦でのんびり過ごそうかと思い始めた矢先、妻・トミ子さんに痴呆の症状があらわれはじめた。渡辺さんはキャメラを担ぎ、痴呆の妻にファインダーを向けた。看病の日々を通して知り合った周囲の人々との交流を支えに、渡辺さんは、たった一人でトミ子さんとの日常を撮り続けてゆく。
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