素晴らしい
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1958年。オックスフォードのダーリントン・ホールは、前の持ち主のダーリントン卿(ジェームズ・フォックス)が亡くなり、アメリカ人の富豪ルイス(クリストファー・リーヴ)の手に渡っていた。かつては政府要人や外交使節で賑わった屋敷は使用人もほとんど去り、老執事スティーヴン(アンソニー・ホプキンス)の手に余った。そんな折、以前屋敷で働いていたミス・ケントン(エマ・トンプソン)から手紙をもらったスティーヴンは彼女の元を訪ねることにする。離婚をほのめかす手紙に、有能なスタッフを迎えることができるかもと期待し、それ以上にある思いを募らせる彼は、過去を回想する......。
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素敵な女性から告白されても、泣いていても マイペースでストイック、昔かたぎの日本にも通じるストーリーでした。
静かな中にも強い情熱、愛情を感じることができる。 出演者みんな良いけどやっぱりアンソニーホプキンスの抑えた演技が素晴らしかった。
執事スティーヴンスは、思想・信条に関わらず、ひたすら主人に尽くす。かつて親ドイツ・反ユダヤの卿に仕えていた時、「主人を敬うなら諌めるべきでは」と詰問されたこともあったが、彼は揺るがなかった。また、職場恋愛禁止の不文律に則り、女中頭ベンとのロマンスは未遂に終わる。かくも無私の、人に傅く人生は、当人にとって幸せなのだろうか?ペンと20年ぶりに再会するも、再び同僚となることは叶わないことになった。彼にとって、一縷の望みを託したものであったが、その後二人で夕陽を見つめる彼の表情は泰然自若としたものだった。アンソニー・ホプキンスは、声高に主張することのない執事を、静謐且つ情熱的に演じている。