あるものを磨く
善悪の根源は何?ふと浮かんだこの感情を終始もて余す。 何度も観たが今回「午前十時の映画祭」にて久々に劇場で観た。 ガツンとやられた。 1990年作品。もう35年経つ。 全然古びてない。 今、最新作で上映されたとしても成り立つと思います。 テ… 続きを読む
善悪の根源は何?ふと浮かんだこの感情を終始もて余す。 何度も観たが今回「午前十時の映画祭」にて久々に劇場で観た。 ガツンとやられた。 1990年作品。もう35年経つ。 全然古びてない。 今、最新作で上映されたとしても成り立つと思います。 ティムバートンの偉大さを思い知る。 デザインとか環境とか特殊技術とか。 何より、人間。 世相が今の世の中を表している。 男が働きに出て女が家事をする価値観は無くなってきてるものの、他人の不幸は蜜の味、足を引っ張る世界。今に合っている。 先見の明でお見通しだったのか、いつでも通用する普遍的なことなのか、人間はずっと同じなのか。 たぶん変わらないのだろう人間は。 35年も経って変わらないのであればそういうことなのだろう。 そう考えると絶望的な気持ちにもなろうものだが、今回今まで気に留めなかっだことが見えた。箇条書きでお願います。 ・とぼけたお父さん最高。とぼけているが、エドワードをすぐに受け入れている。意外と優れた人格者。趣味がみんなしてるゴルフではなくファミリーでできるボーリングってのがよい。純粋なお母さんの伴侶に相応しい(この2人の出会いのラブストーリーが見たい。スピンオフいけるよ)。 ・エドワードを悪魔と予想したはぐれものの近所のおばちゃんが最後にみんなの輪に入ってた。なんと最後に取り巻きの違うおばちゃんと腕を組んでいた。 ・保安官の行動がグッとくる(それが最悪の結末を招いたとしても)。最初からエドワードを慮っていた。 ・ウィノナライダーが可愛すぎる。おばあちゃんメイクがあったけどああはならないだろう。「ストレンジャーシングス」を見る限り。今もかわいい。 ・クソったれのビフ(もうビフと呼ばせてください)は外道な鬼畜生の振る舞いはしたが殺されるのは割に合わないか。よく考えると養育環境が悪い。親の愛情を受けてない。更生の余地はあった。 ・レイプされたと訴えた年増のおばちゃんは結構きれい笑(これは自分が同じような歳になったからか)。 ・雪が降る起源になったというのは本当にきれいなまとめ方。これがお伽話感を出してますね。 ・正しいことをしようとしても誰かを傷つけてしまう。の、見事なビジュアル化。 ・どんなに孤独だろうともどこかに必ず理解者はいる。 俯瞰して見ると絶望的な世界なのだが、希望の光はそこら中に散りばめられていた。 ないものねだりではなく、あるものを磨いていこう。