肉体の悪魔(1987)
あらすじ
これがあのラディゲの小説の映画化かと、少なからず驚きもさせるベロッキオの大胆な翻案が光る、斬新な官能ロマン。高校生アンドレアと、婚約者のいる金持ちの娘ジュリアは激しい恋に落ち、夫婦の新生活のため用意された新居で幾度も逢瀬を重ねる。これに気づいた婚約者の母プルチーニ夫人は激昂して、少年の父、精神科医のライモンディ博士に抗議する。ジュリアは彼の患者で、その精神状態はまともといえなかった。それを息子に強く言い含める父だが、何人も二人の情熱に水を差すことは最早かなわなかった……。ジュリアの婚約者を公判中のテロリストとしたり、二人を裂こうとする大人たちのブルジョワ的退廃ぶりを暴いたり、ベロッキオの一筋縄でいかない肉厚の表現の中で、原作の甘美さからは遠い、のたうつような若い狂愛が表現される。ジュリアのデートメルスのファナティックな演技が見ものだ。
キャスト・スタッフ
- 監督
- マルコ・ベロッキオ
- キャスト
- マルーシュカ・デートメルス/フェデリコ・ピッツァリス/アニータ・ラウレンツィ
- 配給
- シネセゾン
クチコミ
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