光年のかなた
あらすじ
やがてヨーロッパは一つに統合されるのかどうか……。ただタネールやムーラー、それにゴダールといったスイス出身作家の作品に触れると、国境の無用を誰よりも承知して、そんな世界の具現化を映画で試みているのが彼らだと分かる。タネールの最良作は、この作品の四年前に撮られた「ジョナスは2000年に25才になる」で、その題にある名と同じジョナスが本篇の主人公。いささかファンタジーに寄りかかりすぎの感があって、コミューン幻想に子育てという現実をぶち込んで覚醒的だった前作より数段劣る。話は、アイルランドというヨーロッパの辺境で、人工翼によって空を飛ぶ自分を確信している密教僧のような老人と、彼に魅せられ従者となる青年の物語。原始キリスト教的な風景を見せつつ、国境は飛び越えることで無力化できる、と楽天的に確信しているところが興味深い。
キャスト・スタッフ
- 監督
- アラン・タネール
- キャスト
- トレヴァー・ハワード/ミック・フォード/バーニス・ステジャース ほか
- 配給
- 欧日協会
クチコミ
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