誰の為の天国
貧民街育ちがお金持ちにみそめられて、その後本当に好きな人と…みたいな昔ながらの恋愛映画の鉄板の流れ。単なる恋愛映画だと思って観ていたが、登場人物にとって何が天国の日々だったのかを考えると奥行きがあって面白かった。
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1983年公開。第一次世界大戦が始まって間もない頃、シカゴから放浪の旅に出るビリーと妹リンダ、ビリーの恋人アビーの3人はテキサスの農場で麦刈り人夫の職につく。若き農場主はアビーを見初め、彼の命が長くない事を知ったビリーは、楽をしようとアビーに形だけの結婚を促す。
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貧民街育ちがお金持ちにみそめられて、その後本当に好きな人と…みたいな昔ながらの恋愛映画の鉄板の流れ。単なる恋愛映画だと思って観ていたが、登場人物にとって何が天国の日々だったのかを考えると奥行きがあって面白かった。
演者もカメラも美しい
自然の大きな力には抗えない、それだけのことをあらゆる角度から語りかけてくる。燃え盛る炎に畏怖の念すら感じて足がすくむ。土の声がそこらじゅうから聞こえて、途方もなく遠くから風のにおいが漂ってきて、白んだ空の奥から夜明けの気温が感じられる。本当にいい空気に満ちた映像で、スクリーン越しでみただけなのにこの景色を一生覚えていたいとひどく感動した 逃げ惑う姿はさながら荒野を駆ける動物のように、最後には狩猟銃で一発ノックアウト。人間は脆い。自然は雄大で優しく残酷