若い日の渡哲也が
ずっと緊張感のある表情で、演じ切る。仕方ないよ拳銃を盗まれた刑事なんだから。芦田紳介が人情味あふれる先輩刑事。その妻に赤木春恵、その娘に松坂慶子。芦田紳介は、70年代は「科学捜査線」で水曜日の夜のヒーローだった。木曜日の夜のヒーローは「非常… 続きを読む
ずっと緊張感のある表情で、演じ切る。仕方ないよ拳銃を盗まれた刑事なんだから。芦田紳介が人情味あふれる先輩刑事。その妻に赤木春恵、その娘に松坂慶子。芦田紳介は、70年代は「科学捜査線」で水曜日の夜のヒーローだった。木曜日の夜のヒーローは「非常のライセンス」の天知茂。 懐かしい名優だが、この黒澤明原案の翻案の新しい物語には、1973年らしい、2種類の格差が提示れて社会派作品ではあるが、問題提起のみで終わる残念な映画である。1つは芦田演じるベテラン刑事が嘆く「大学を出ていない」という学歴格差。もう一つは、事件の犯人グループ達が、沖縄出身という地方格差というか、ほぼ民族格差に近い差別。劇中根深いモノがあると提起され、事件の原因となっているが、物語として何の救いもない。 余韻があると言うより、ほぼほったらかしのラストだ?が、コレって70年代無頼派映画のスタイルなんだろうか