厭世は逃げである!生きろ!
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自分に正直に生きている79歳のモード。生きる意味を見出せない若きハロルド。二人が出会って、少しずつ互いを理解し、関係を丁寧に築いていく。モードが端々で発する言葉が素晴らしい。生を味わい尽くしてきた彼女の言葉そのものに命が宿っているようだ。音楽にも生きる力が与えられている。同じクラッシックでもハロルドの母親が聞かせれば死を、モードが聞かせれば愛を表現する。モードに生の喜びを教わり、徐々にハロルドの顔色も血色が戻っていく。型にはまらない生き方を選ぶ決意をしたハロルドに訪れる不条理な結末。自暴自棄になって車を飛ばすハロルド。そして、崖から転落する車。でも、それを乗り越えていく強さがこの映画の良さだと思う。最後にバンジョーの音色が響いて。。。 ボロい車もバンジョーも反体制のシンボルなんだよなぁ。