加藤鷹
シリーズ劇場版3作目。 メキシコで一仕事終えたボンド(ショーン・コネリー)は、休暇先のマイアミで、ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーべ)という金(ゴールド)に目がない大富豪を見張るよう命じられる。 ジュネーブに飛んだゴールドフィンガーは、世… 続きを読む
シリーズ劇場版3作目。 メキシコで一仕事終えたボンド(ショーン・コネリー)は、休暇先のマイアミで、ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーべ)という金(ゴールド)に目がない大富豪を見張るよう命じられる。 ジュネーブに飛んだゴールドフィンガーは、世界最大の金塊保管庫を襲撃する「グランドスラム計画」を企んでおり、それを阻止しようと奮闘するボンドであったが…。 最初に出てきたラミレスの手下への攻撃とラストの強敵オッドジョブ(「トシ東郷」としてプロレスラーとしても活躍したハロルド坂田)へのそれが同じなど少しずつ脚本のクオリティが向上していることに加え、『007』シリーズらしさ(ボンドガールやガジェットの登場、世界各国を飛び回るなど)が確立されたルーツ的作品でもある。 『ドクター・ノオ』に続き、敵役がサブタイトルとなった2つ目の作品となっている。 また、製作者側にスペクターを使用する権利がなくなったため、ゴールドフィンガーはスペクターでもスメルシュでもない独立した悪役となった。 シャーリー・バッシーが歌う同名のテーマソングは、シリーズを代表する名曲である。 金粉に包まれ皮膚呼吸ができずに死亡したジル(シャーリー・イートン)だったが、人間は肺呼吸であるため、実際はそのようなことで死ぬことはない。 エンターテイメントの担保には大きく寄与している反面、後世に伝わる都市伝説を招いたとされる。