越後の美しい風俗
駒子と同じ年齢で初めて小説を読んだとき、よくわからないと思った。こういう話だったのか…川端のやらしさを垣間見る。画面は、越後・雪国の風俗が美しい。
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川端康成の同名小説を『二人だけの砦』の斎藤良輔と『残菊物語(1963)』の大庭秀雄が共同で脚色し、大庭秀雄が監督した文芸作品。島村(木村功)が初めてこの温泉町を訪れた時、駒子(岩下志麻)は芸者ではなかったが、大きな宴会には頼まれて踊ることもあった。駒子は十六の時に東京にお酌に出たが、旦那がついて、踊りの師匠で身を立てるつもりが、旦那の急死で実現せぬまま、この町で過していた。島村は駒子に芸者を世話して欲しいと頼んだが、駒子は、欲望を処理する道具としてしか考えない島村に反発を感じた。また島村もそんな不思議なまでに清潔な駒子の姿に、侵し難い美しさをおぼえた。いつか、駒子が島村の部屋を訪れるようになった。友達でいようという約束も、島村から破っていった……。
駒子と同じ年齢で初めて小説を読んだとき、よくわからないと思った。こういう話だったのか…川端のやらしさを垣間見る。画面は、越後・雪国の風俗が美しい。