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六條ゆきやま紬

1965/10/9 (土) 公開
ドラマ日本
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あらすじ

黒い海が荒れ狂う日本海の貧しい漁村。砂塵に吹きつけられ、よろめくように一軒の家に入ったいねは、“ハハキトク”の電報を握りしめていた。出て来た母は「いね、あげな家には帰るな!」と激しくいねをひきとめた。四辺を雪の中に埋めた北国の或る村、厳然と建つ豪農六條家がある。六條家は、ゆきやま紬に二百年の伝統をもち、六條天皇の血を引く一族で、平家の落人からゆきやま紬の織り方を受けつぎ、今まで来た由緒ある格式を誇る家柄であった。昭和に入り六條家の当主であった九代目久右衛門は、周囲の反対を押し切って、土地の温泉芸者いねと結婚したのだった。だが久右衛門は、戦後の化繊時代に追われ、不況のどん底で自殺をとげた。当初から結婚に反対されて嫁となったいねは、夫の死後、姑の美乃をはじめとする親類一族の中傷を一身に集めたが、いねは夫の遺志をついで“ゆきやま紬”一すじに奔走した。いねの片腕として、陰にひなたに、いねをかばう治郎は、亡夫が拾い育てた孤児であったがその治郎に対しても、周囲の目はいねと結びつけずにはいなかった。だが中傷の中で、固く結ばれた二人の努力は、無形文化財ゆきやま紬を作りあげた。いねはこれを機に六條家を去る決心を固めた。治郎を秘かに慕う職場の娘乃理子は、いねと治郎の噂に悩んだ末、雪の中で、自らの命を断った。六條家の二百年忌法要の日、いねは、六條家の宴席に自分の場所がないことを知り、心がふさいだ。そのいねに追いうちをかけるように、姑美乃から、唄を強要されたいねは涙ながらに“おけさ”を歌うと、治郎と二人家を出た。だが、治郎は、このままいねとゆくと、噂に敗けたことになると言いながら、雪のホームに飛び降りた。いねを乗せた汽車が、雪の平野に消えていった。

キャスト・スタッフ

監督
松山善三
キャスト
神山繁/高峰秀子/中島孝幸/毛利菊枝/小林桂樹/石山健二郎/出雲八重子/有馬昌彦/野村昭子/中里賢二郎/歌川千恵/浜村純/田中筆子/大辻伺郎/大空真弓/フランキー堺/宇佐美淳也/菅井きん/麻生三恵子/小笠原章二郎/杉村春子/北代絢/村田恵一/多田美佐子/斎藤久美子/沓間泰一/名古屋章/佐野周二 ほか
配給
東宝

クチコミ

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