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雁の寺

4.0 97分 1962/1/21 (日) 公開
ドラマ文芸日本
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あらすじ

雁の襖絵で知られ、人々に雁の寺と呼ばれている禅寺。厳しい戒律に守られたこの寺に、襖絵の作者南嶽の妾、里子がやってきた。南嶽の死後、彼の遺言でこの寺に預けられたのだった。やがて、住職は里子の肉に溺れ、少年僧はその愛欲のさまを盗み見て……。水上勉の直木賞受賞作を「幕末太陽傳」の川島雄三監督が若尾文子主演で映画化した官能的でサスペンスフルな文芸ドラマの傑作。本作が単なる名作以上の出来となる上で、川島監督が絶賛したと言われる村井博の絵画的構図を意識した斬新なカメラワークが果たした役割は見逃せない。

キャスト・スタッフ

監督
川島雄三
キャスト
若尾文子/木村功/高見国一/三島雅夫/山茶花究/中村鴈治郎/万代峰子/菅井きん/金剛麗子/荒木忍/寺島雄作/石原須磨男/西村晃/北野拓也/天野一郎/伊達三郎/藤川準 ほか

クチコミ

妾と小僧と生臭坊主

- 6年前
京都の古刹の住職が女を囲う。寺には口減らしで預けられた小僧がおり、愛欲の日々を送る二人の傍で、彼は住職から重労働を課せられた上、虐げられる。やがて妾は、そんな小僧を不憫に思い、同情から体を与えて慰める。そして或る日事件は起こる。世俗の世界に… 続きを読む

京都の古刹の住職が女を囲う。寺には口減らしで預けられた小僧がおり、愛欲の日々を送る二人の傍で、彼は住職から重労働を課せられた上、虐げられる。やがて妾は、そんな小僧を不憫に思い、同情から体を与えて慰める。そして或る日事件は起こる。世俗の世界にどっぷり浸り堕落した僧門をシニカルに描いた川島雄三ならではのブラックコメディ。本作で直木賞を得た原作者水上勉は小僧として辛酸をなめた経験があるらしい。住職を虜にし小僧に愛憎入り混じった複雑な感情を抱かせる妾に扮した若尾文子は、娼婦と聖母の二つの顔を併せ持つ女性を魅力的に演じている。

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