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秋刀魚の味(1962)

3.5 113分 1962/11/18 (日) 公開
ドラマ日本
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あらすじ

長男の幸一夫婦(佐田啓二/岡田茉莉子)は共稼ぎながら団地に住んで無事に暮らしていた。家には娘の路子(岩下志麻)と次男の和夫(三上真一郎)がいて、今のところ平山周平(笠智衆)にはこれという不平も不満もない。細君と死別して以来、今が一番幸せな時だといえるかもしれない。わけても中学時代から仲のよかった河合(中村伸郎)や堀江(北竜二)と時折呑む酒の味は文字どおりに天の美禄だった。その席でも二十四になる路子を嫁にやれと急がされるが、平山としてはまだ手放す気になれなかった。中学時代のヒョータンこと佐久間老先生(東野英治郎)を迎えてのクラス会の席上、話は老先生の娘子(杉村春子)のことに移っていったが、昔は可愛かったその人が早く母親を亡くしたために今以って独身で、先生の面倒を見ながら場末の中華ソバ屋をやっているという。平山はその店に行ってみたがまさか路子が伴子のようになろうとは思えなかったし、それよりも偶然連れていかれた酒場“かおる”のマダム(岸田今日子)が亡妻に似ていたことの方が心をひかれるのだった。馴染の小料理屋へ老先生を誘って呑んだ夜、先生の述懐を聞かされて帰った平山は路子に結婚の話を切り出した。路子は父が真剣だとわかると、妙に腹が立ってきた。今日まで放っといて急に言いだすなんて勝手すぎるーー。しかし和夫の話だと路子は幸一の後輩の三浦(吉田輝雄)を好きらしい。平山の相談を受けた幸一がそれとなく探ってみると、三浦はつい先頃婚約したばかりだという。口では強がりを言っていても、路子の心がどんなにみじめなものかは平山にも幸一にもよくわかった。秋も深まった日、路子は河合の細君(三宅邦子)がすすめる相手のところへ静かに嫁いでいった。やっとの思いで重荷をおろしはしたものの平山の心は何か寂しかった。酒も口に苦く路子のいない家はどこかにポッカリ穴があいたように虚しかった。

キャスト・スタッフ

監督
小津安二郎
キャスト
岩下志麻/笠智衆/佐田啓二/岡田茉莉子/三上真一郎/吉田輝雄/牧紀子/中村伸郎/三宅邦子/東野英治郎/杉村春子/加東大介/北竜二/環三千世/岸田今日子/高橋とよ/浅茅しのぶ/須賀不二男/織田政雄/菅原通済/緒方安雄
配給
松竹

クチコミ

あどけない岩下志麻

- 8年前

岩下志麻が可愛らしい。 岡田茉莉子の使い方が小津監督うまいなぁと思う

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