さよなら丸の内東映で
知らなかった、ベルリンの銀熊受賞作品を見に行く。この映画のブロンズ像の展示は今日までと知り、慌てて劇場へ。今からほぼ70年前につくられた映画。まだカラー映画の初期で「総天然色東映スコープ」が当時のご自慢だったようだ。 ヒロインの中原ひとみ… 続きを読む
知らなかった、ベルリンの銀熊受賞作品を見に行く。この映画のブロンズ像の展示は今日までと知り、慌てて劇場へ。今からほぼ70年前につくられた映画。まだカラー映画の初期で「総天然色東映スコープ」が当時のご自慢だったようだ。 ヒロインの中原ひとみさんといえば、家族揃って歯磨きの人。長年のCMのおかげで清潔なイメージしかない人だが、若き日のこの映画は、戦災孤児でドヤ街暮らし、デパートでスリをはたらき、捕まって女子教護院送られる。お相手の江原真二郎は特等少年院送り。当時は戦後まだ10年余り、戦災孤児や浮浪児の日常から物語は始まった。原爆病(おそらく今は使われてない病名)の深刻な影響で、白血球が極端に少なく、貧血気味の少女。不良達に捕まって酷い目に遭いそうな所を救って2人は出逢う。ラストはとても悲しい別れが訪れるが、2人の純愛は貫かれる。 後日、歯磨きCMのコトを調べたら、なんと中原さんと一緒に磨いてたのは実生活でも夫となった江原真二郎だった。知らなかった… 純愛はリアルの世界に引き継がれていた。