思わぬ展開!脚本の素晴らしさ。
今年是非見ておきたかった一本。期待を裏切らない素晴らしい感動作でした。 カンボジアについては長かった内戦と、未だに残るその爪痕に苦しんできた国という印象でした。特に映画“キリングフィールド”にも描かれたクメール・ルージュの圧政の残忍さはと… 続きを読む
今年是非見ておきたかった一本。期待を裏切らない素晴らしい感動作でした。 カンボジアについては長かった内戦と、未だに残るその爪痕に苦しんできた国という印象でした。特に映画“キリングフィールド”にも描かれたクメール・ルージュの圧政の残忍さはとても正視出来ないものでした。 その圧政下に端を発した物語で、女子大生ソポンを中心に描かれるいわば家族再生のストーリーとなっています。映画製作を通して家族の語られなかった歴史に向き合うこととなり、今は風化しつつある自分の国の歴史にも直面しながら、人間としても大きく成長していきます。 とにかく脚本が素晴らしく、要所でのどんでん返しがまた別の感動を呼び、どんどんスクリーンに引き込まれ、最後に大きな感動に包まれるという、考え抜かれた内容には圧巻です。 なんと言っても悲しいのは、ポルポト時代に映画関係者が俳優に至るまでことごとく粛清されてしまっており、本作は彼らに対するレクイエムにもなっています。そんな中で、母親役で出演したディ・サヴェットさんは数少ない実際の生き残りの方だそうで、製作ノートを読んでまた感動。 クリスマスに観られて本当によかった。