愛の物語。号泣必須。
starstarstarstarstar - 10年前
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もう、目ん玉一緒に転がり出るかってくらい泣いた。 愛の映画。
世界初の性転換手術を行った女性と、その妻の献身的な愛を描いた作品で、事実に基づいているとのこと。後世に光を与えた勇気あるリリーの生き方は、たくさんの人に希望を与えると思います。
本来あるべき自分自身を取り戻すために、妻の泣きながらの「夫が必要なの、せめて努力してちょうだい」の訴えにも耳を貸さず、女装に、男の人とのデートに、ストリップ小屋での仕草研究に、果てには性転換手術にと驀進していくリリー。
強い。本当の自分を知った人は強い!
でも、同時に弱さもある。
リリーも結局、ゲルダから離れられない。
愛する人を苦しめながら、自分はその大きな愛に値しないと言いながら、自分から拒絶しようとはしない。
でもきっと、それがいいんだと思う。
人間は強くない。支え合わないと生きていけない。リリーが自立心を持った完璧な人だったら、この映画はまったく違うものになってたと思う。
振り回されながらリリーを見捨てられないゲルダ、という仕掛けがうまく効くのもこのおかげ。
個人的に、映画の中の話でいうと、
リリーの勇気に涙、というよりは
妻ゲルダの複雑な思いと、セクシュアリティを超えた深い愛に涙した、といったところ。
ここからはストーリーを離れて。
絵が非常に綺麗。1920年代のデンマーク。
帆船が浮かぶ川岸。オレンジ色の灯りがともったアパートの街並み。衣装も好み。着物ガウン可愛い。ハットもコートも全部可愛い。
アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルの演技も本当に上手い、この人いなかったらこの作品出来ない!
もちろんエディ・レッドメインもこの難しい役所を丁寧に演じている。あの目配せは反則技だから要チェック。
性同一性障害が精神病と認知されていた時代
starstarstarstarstar - 10年前
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立川シネマ・ワンで視聴。
性同一性障害の性転換手術第1号となったデンマーク人の実話。
主人公のアイナーの苦悩より、リリーとして変貌していく夫を愛し続けた妻ゲルダの苦悩の方が、遥かに辛かったと思う。
自分を取り戻す為に手術を受けた夫はそれで満足かも知れないが、遺された妻はどう生きればいいのだろう。
妻が哀れでならない。
エディレッドメイン
starstarstarstarstar - 10年前
自分の中の本当の自分に気づいた時のエディレッドメインの演技の素晴らしさ。魅入ってしまった。繊細な心の動きが伝わってきて感銘しました。
エディの演技が秀逸
starstarstarstarstar - 10年前
画家であるアイナーは同じく画家の妻ゲルダの頼みで女性の足のモデルをする。心が震えるくらいアイナーの中にある女性が感じられ泣けた。終始そんな感じで観ている間ずっと泣いていた。どうして体の性別が間違われて生まれてきてしまったのだろう。こんなにも… 続きを読む
画家であるアイナーは同じく画家の妻ゲルダの頼みで女性の足のモデルをする。心が震えるくらいアイナーの中にある女性が感じられ泣けた。終始そんな感じで観ている間ずっと泣いていた。どうして体の性別が間違われて生まれてきてしまったのだろう。こんなにも美しく魅力的な女性(見た目ではない、仕草、表情、話し方)なのに…。
今では常識のように知られ理解されてきた性同一性障害。1900年台初頭ではそういうことがあることさえ知られていなかった。アイナー(=リリー)の苦しみはどれほどのものかと、感じるたびに胸が苦しくなった。
そして妻ゲルダも。アイナーもゲルダもお互いを深く愛しているのに…
映画館から出てもその息苦しさが続いて、映画の世界から抜けられない気分だった。
エディの演技が素晴らしく、アイナーがスーツを着て歩いていても、その表情、歩き方にもリリーがいるのがわかる。凄いことだ。自分の中のリリーはどこへいったのかと自問自答。性が同一であるのに、女としての怠けっぷりに自分に腹が立ってきた。
帰りにGODIVAでマカロン買いました。
物語として素晴らしい
starstarstarstarstar - 10年前
事実を基にした半ばフィクションの物語だと思う。
人とは何か
自分らしく生きるとはどういうことか
混沌とした価値観の現代人の心に響く作品。
自分に正直に生きるって凄いエネルギーを使うんだなぁ。
それぞれの真摯さに涙が出る。
ノルウェー、パリ、ドレスデンなどの景色も心象風景と重なり素晴らしいです。
全てのシーンが絵画
starstarstarstarstar - 10年前
これは映画館で観て良かった。非常に良かった。
冒頭5分の映像が美しく、すぐさまその世界観に引き込まれました。
すべての構図が整っており、世界の奥行きまで十分感じられる丁寧な作りになっています。
主演二人の演技は響き合い、他の役者も大変良い… 続きを読む
これは映画館で観て良かった。非常に良かった。
冒頭5分の映像が美しく、すぐさまその世界観に引き込まれました。
すべての構図が整っており、世界の奥行きまで十分感じられる丁寧な作りになっています。
主演二人の演技は響き合い、他の役者も大変良い存在感でした。
途中、カイロ・レンを演じたアダム・ドライバーとプーチンが出てたような気がしましたが。たぶん気のせいです笑
エンドロールの順からも分かるように、また原題からも分かるように、主人公はアリシア扮するゲルダだと思います。ですが、どちらが主人公であっても良い、どちらでも良い、むしろこだわる必要のないほどに二人が共鳴した演技が静かに私の心を打ちました。
画の構図と色調は、デンマークの画家ヴィルヘルム・ハンマースホイVilhelm Hammershøiを大いに参考にしたと監督も述べてますが、個人的にはフェルメールのデルフトの眺望っぽいなと感じる場面が何度もありました。
今年一番の作品になりそうです。
命より大事なもの
starstarstarstarstar - 10年前
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真の自分でいられることと命そのもの、どちらが大事だろうか。自分も譲れない大切はことのために、相当な対価を払い続けている。本当の自分でいられないのならば死を選ぶ、という気持ちは理解できる。しかし、自分にはそこまでの勇気があるだろうか。
死よりもつらい生がある。しかしその暗闇の中で一筋の光があれば、命懸けでその先の希望を求める。そんな主人公を心から尊敬する。世界初の性転換手術というマイルストーンがあったから、次の時代の同じ悩みを持つ者は救われた。悲しい結末ながらも力をもらった作品だった。
ちなみに、ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデルの演技は本当に素晴らしかった。ゲルダの内側に秘める持て余す情熱と苦悶を力まず自然に表現している。主役のイエナルも難しい役だが、ゲルダの方が感情の出すところと堪えるところの演じ分けがより演技力が問われると思う。
ゲルダの愛
starstarstarstarstar - 10年前
ゲルダに感情移入して見てしまったのですごく、悲しさと切なさがあった。
アイナーの気持ちを優先させたいと思う一方、好きな人がいなくなってしまうような現実にもどかしさがあった…!
ゲルダの愛が深くて素敵だった。
エディの体当たりの演技に脱帽
starstarstarstarstar - 7年前
「Les Misérables」や「博士と彼女のセオリー」を始め「ファンタスティック・ビースト」シリーズで知られるイギリスのオスカー俳優エディ・レッドメイン主演の作品。
どのシーンを切り取っても、デンマークの美しい風景と登場人物達が織り成す… 続きを読む
「Les Misérables」や「博士と彼女のセオリー」を始め「ファンタスティック・ビースト」シリーズで知られるイギリスのオスカー俳優エディ・レッドメイン主演の作品。
どのシーンを切り取っても、デンマークの美しい風景と登場人物達が織り成す情景はまるで絵画のようで、繊細でどこか哀しさを覚える音楽が物語の儚さをより一層引き立てています。映画そのものがもはや芸術です。
エディの体当たりの演技に脱帽…というタイトルを付けましたが画面の中にいたのは女性に扮したエディではなく、リリー・エルベという1人の女性そのものでした。他作品出演時のエディとは全く別人です。とにかく凄い。LGBTへの理解が世の中に徐々に広がりつつある今こそ観るべき。少しでもこの映画が気になっている人、エディを知っている人、きっかけは何でもいいのでとりあえず一度観てほしいです。ゆっくりできる時間に一人でじっくり観ることをお勧めします。
性とは、ジェンダーとは
starstarstarstarstar - 10年前
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リリーはもちろんなのだが、男性としてのアイナーと結婚したはずだったゲルダ、女性として愛されたいリリー、同性愛者の人(名前を忘れてしまった)、そしてトランスジェンダーを異端、精神異常であるとして拒絶する多くの人々、など色々な視点から性を捉えている。
リリーの苦悩、そしてゲルダの苦悩から感じることは、そもそも男女という区別は一つの基準にすぎないということだ。性はもっと色々なレベルで分けられる。もっと言えば性も人それぞれだと思う。体は男性だけれど心は女性、またゲルダのように女性であり、男性としての夫を求めている人…人それぞれであって、どれが異端なわけではない。トランスジェンダーの人からすれば、ヘテロセクシュアルな人も異端なのだから。
実話らしいが、男女という区別に疑問を投げかけようとしているいい映画だった。