毒気の抜けたバートンワンダーランド
今日は映画の日。7月最初の映画は、ディズニー話題の超大作「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」。 前作「アリス・イン・ワンダーランド」の続編となる本作は、瀕死のマッド・ハッターを救うためにアリスが過去にタイムスリップ。そしてアリスの前… 続きを読む
今日は映画の日。7月最初の映画は、ディズニー話題の超大作「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」。 前作「アリス・イン・ワンダーランド」の続編となる本作は、瀕死のマッド・ハッターを救うためにアリスが過去にタイムスリップ。そしてアリスの前に立ちはだかるのは、時間を司る「タイム」という新キャラ。果たしてアリスはハッターを救うことができるのか? 前作で監督だったティム・バートンが制作となり監督を新人のジェームズ・ボビンに任せたことによる変化は、全くもって予想どおり。ティム・バートン的な雰囲気は表面的に残しつつも、ティム・バートン映画に特有の「美しいけど、どこか不気味」という毒気はなく、ファミリー層が見やすくなっている感じです。 前作ではハートの女王によって荒廃したワンダーランドでのお茶会でしたが、本作では美しい花と緑に囲まれたお茶会だし、前作では特徴的に配されていたティム・バートン特有の「枝がグルグル巻いてる木」も登場しません。過去の世界ではチシャ猫もハンプティダンプティも子どもでかわいいキャラに。見やすくなったことを歓迎するか、ティム・バートン的な毒が抜けたことを残念に思うかは、人によって異なるでしょう。 前作との比較ばかりしてきましたが、誰もが見やすい、最初から最後まで見どころの続くジェットコースタームービー。アリス役のミア・ワシコウスカはもちろん、マッド・ハッターのジョニー・デップも大活躍。夏休みのご家族向けには太鼓判で王道の作品です。 (前作ではイモムシだった「アブソレム」が蝶となって登場。声は、そう、今は亡きアラン・リックマン。アラン・リックマンの声がまた聞けるのです! 公開順でいうとこれが最後の遺作なのかな? エンドロールで「アラン・リックマンに捧ぐ」と出るとグッときます。このためだけに字幕版で見る価値あり)