大阪の阿倍野病院は、宗教団体の資金で運営されており、設備も悪く、患者も質が悪かった。産婦人科の医師植は、女癖が悪く、看護婦の妙子、景子など何人もの女と関係をもっていたが、仕事には熱心だった。植の女あさりは、別れた妻に原因があった。戦後ある大病院に勤めた彼は院長の姪と結婚したのだが、妻の妊娠中、自分のスペルマを調べて驚いた。彼の体には子供をつくる能力がなかったからだ。
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